日本とメキシコ国鉄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/04 06:50 UTC 版)
日本は、メキシコ国鉄に対して以下のような技術支援を行ってきた。 近郊鉄道計画(1979年)メキシコシティ〜ケレタロ間(244km)、ケレタロ〜イラプアト間(95km)の電化計画に対し、指導・助言を行う。 幹線鉄道電化計画(1980年)前述の区間について、メキシコ政府はフランスのコンサルタント会社に設計・調査等を依頼した。それらについて、技術上の指導・助言を行う。1981年には工事が着手されたが、経済危機のため工事は中断。1990年代になって工事は再開され、1994年に開業した。 グアナフアト州高速鉄道開発計画(1982〜1983年)バヒオ工業回廊沿いの、アパセオ・エル・グランデ〜サン・フランシスコ・デル・リンコン間(170km)に旅客専用鉄道を敷設する計画の調査を行った。州知事の交代、また同区間に高速道路計画が進展したこともあり、計画は中断された。 メキシコ国鉄電化計画(1991年)メキシコシティ〜ベラクルス間の電化計画の調査。調査中に国鉄の総裁が交代し、計画は中止された。 また、資金協力(政府開発援助)も行っている。 国鉄機関車修復計画1(1991年)国鉄の機関車60両の修復用機材を購入し、メキシコ国鉄内の工場で修復するプロジェクト。同年、予定通り終了。 国鉄機関車修復計画2(1992年)前述の計画同様、71両に対してのプロジェクトであったが、国鉄の工場が民営化されることになったことなどより、実施は2年延期され、やがて国鉄が民営化されたため、この計画は実施されずに終わった。
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