日本とハロウィン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 07:19 UTC 版)
米軍関係者が住む地域においてアメリカの風習としてハロウィーンが持ち込まれることがあったものの、各地のイベントでハロウィーンにちなんだ仮装が導入されるようになったのは1980年代以降になってからである。また、読売新聞の編集委員である片山一弘は、1995年11月1日の同紙に掲載された投書を取り上げ、1990年代半ばの時点からハロウィーンの商業利用が盛んになりつつあったと推測し、夏休みとクリスマスの間の販促イベントの材料としてふさわしかったのだろうと分析している。その後、1990年代後半より始まった東京ディズニーランド(東京ディズニーリゾート)のイベント・ディズニー・ハロウィーンをはじめとするイベントが各地で開催されたことに加え、2000年代後半より菓子メーカーが相次いでハロウィン商戦に参入したことなどを契機としながら、2010年代中盤にはソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS) の普及にも後押しされて市場規模が拡大していった。同時期、店頭・街中でのハロウィン装飾が見られるようになったほか、仮装・コスプレのイベントとして日本式にアレンジされたハロウィンが行われている。近年では幼稚園や保育園の恒例行事になっているほか、大人も仮装をして参加するイベントが大都市圏を中心に各地で行われている。ただし、後述のように様々な問題も起きており、8割の人がハロウィンに関心を示していない、もしくは好まないという2016年のアンケート結果などもある。
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