日本とホワイトフィッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 02:47 UTC 版)
「オームリ」の記事における「日本とホワイトフィッシュ」の解説
一般にホワイトフィッシュと呼ばれる、オームリを含むシロマス属の魚類は現在の日本領土内には分布していない。戦前には食糧増産を目的に北アメリカ及びソビエト連邦から近縁種のホワイトフィッシュ(Coregonus lavaretus)やレイクホワイトフィッシュ(Coregonus clupeaformis)などの卵が導入されたことがあったが、定着は見られなかった。その後1969年から1983年にオームリを含むシロマス属の5種の導入が主に寒冷地(青森県の十二湖など)で試みられたが、オームリの量産には至らなかった。 いくつかの地方ではその他のシロマス属の養殖に成功して、現地の湖沼に放った。そのうち長野県では、マレーナ(Coregonus lavaretus maraena )という種にシナノユキマスという流通名をつけ、特産としている。またその他にも北海道、秋田県、山形県、福島県、愛媛県でも普及がはかられている。
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