新空軍編制、次の20年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 14:43 UTC 版)
「ドイツ空軍 (ドイツ連邦軍)」の記事における「新空軍編制、次の20年」の解説
1967年から1970年まで連邦空軍は再編成で一新する。新空軍編制で連邦空軍の指導部は見直され、新たに空軍指揮司令部を設けてこれを戦闘部隊の総軍結節とし、南部および北部空軍グループ司令部は解散され、4個空軍師団および防空師団に再編成される。空軍局の隷下には航空輸送を担当する航空輸送集団、電子情報収集や通信業務およびレーダー・指揮業務を担当する空軍業務集団、一般空軍学校および空軍教育任務を担当する空軍教育集団を従える。また、空軍局補給・部隊技術監部を母体に空軍支援集団が新編され、南部と北部の2つに分かれた空軍支援グループ司令部および空軍資材局は、連邦空軍全体の整備業務およびこれらの部隊・機関における教育に責任を負っていた。 1960年代後半から1980年代にかけて様々の兵器が導入され、現在まで存続する装備体系を形成した。1968年にC-160 トランザール輸送機が納入され、1974年からマクドネル・ダグラス F-4F戦闘機が第71戦闘航空団から配備を開始し、そして1981年にパナビア トーネードIDS攻撃機が配備される。これら2種類の戦闘機はF-104戦闘機の更新として導入された。1978年にはダッソー / ドルニエ アルファジェット軽攻撃機が導入され、1985年から「戦闘機90(Jäger 90)」計画が開始され、10年後にはユーロファイター タイフーンとして結実した。防空兵器については初めはナイキ・ハーキュリーズ地対空ミサイルを導入し、1986年にパトリオット地対空ミサイルが、1987年にローランド・ミサイルシステムが導入された。
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