新宿線への導入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:48 UTC 版)
「西武3000系電車」の記事における「新宿線への導入」の解説
1988年(昭和63年)以降の新宿線系統において従来車の代替目的で新2000系が大量増備され、4扉構造の車両(以下「4扉車」)が主流となったのちも、池袋線系統においては依然として3扉構造の車両(以下「3扉車」)が主流であり、新宿線系統へ新2000系を新製導入し、余剰となった3扉車を池袋線系統へ転属させるパターンが定着しつつあった。しかし、ラッシュ時における混雑率緩和ならびに乗降時間短縮のためには4扉車の導入が不可避であり、1990年(平成2年)1月に2000系を用いて実施された試験運用を経て、翌1991年(平成3年)より池袋線系統においても新2000系の導入が開始された。同年には地下鉄有楽町線直通用車両である6000系電車の新製が開始され、新2000系とともに池袋線系統へ導入された結果、余剰となった3011 - 3017編成の計4編成が1992年(平成4年)8月から翌1993年(平成5年)6月にかけて順次新宿線へ転属した。落成当初より池袋線系統でのみ運用された本系列であったが、以降新宿線系統においても運用された。 その後、新製当初白地幕であった行先・種別表示幕について黒地幕への交換が実施されたほか、101系列と同様に塗装行程の簡略化を目的として車体塗装のイエロー1色化が1999年(平成11年)より順次実施された。行先・種別表示幕については2008年(平成20年)6月のダイヤ改正を機に再度交換され、行先・種別ともローマ字併記仕様に変更された。なお、2000系・新2000系において施工された母線引き通しによる編成内パンタグラフ半減化、および種別・行先表示器の発光ダイオード (LED) 化を実施された編成は、本系列では存在しない。
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