新客車と増発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/02 18:05 UTC 版)
「ル・ミストラル (列車)」の記事における「新客車と増発」の解説
1969年2月9日のダイヤ改正からパリ - ニース間の全線が電気機関車牽引となり、所要時間は下り(TEE 1)が9時間08分(パリ→リヨン間3時間47分、パリ→マルセイユ間6時間42分)、上り(TEE 2)が9時間06分にまで短縮された。またこのときからミストラルに新型車両(ミストラル69型)が投入され、同時に余剰となったミストラル56型客車を利用してパリ - リヨン間にもう一往復のTEE「ル・リヨネ」が設定された。翌1970年にはリヨネもミストラル69型客車に置き換えられた。さらに1971年にはパリ - マルセイユ間でTEE「ル・ロダニアン」が運行を始めた。ロダニアンは土曜日のマルセイユ行と日曜日のパリ行は運転されず、また7月、8月のヴァカンス期にも運休となるなど、ビジネス色の強い列車であった。 1972年には、パリ - ニース間の所要時間は下り9時間02分、上り8時間58分となった。 リヨネとロダニアンの運行開始以降、ミストラルはパリとコート・ダジュールを結ぶ観光列車としての性格が強くなった。この時期のミストラルには半室がバーで残りの区画に売店や秘書室、理容室を備えたバー車が連結されていた。ただし秘書室や理容室は1970年代後半には営業していないことが多かったようである。編成中に2両ある食堂車ではフルコースのフランス料理が提供された。 また、繁忙期には以前の客車を用いた臨時列車「第二ミストラル(Mistral bis)」が定期列車の直後に運転された。
※この「新客車と増発」の解説は、「ル・ミストラル (列車)」の解説の一部です。
「新客車と増発」を含む「ル・ミストラル (列車)」の記事については、「ル・ミストラル (列車)」の概要を参照ください。
- 新客車と増発のページへのリンク