新人女優オーディション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 05:35 UTC 版)
「カンコンキンシアター」の記事における「新人女優オーディション」の解説
定期的に行われてはいないが、結婚・出産など何らかの理由により女性団員に欠員が出た場合に新人女優オーディションが行われる事がある。最近では'97年、'01年に実施され、'97年に中村・富田・西田、'01年に後川・林・竹野・さくらいが合格し入団した(竹野・さくらいは'05年公演を最後に退団)。'08年公演で20周年記念となるのをきっかけに7年ぶりにオーディションを開催し、現役女子大生の新人女優、赤塚恵理、増島綾子の2名が入団した。なお、'18年の神部美咲、岩戸千晴、飯田あすかのように、オーディションではなく、関根らのスカウトによって入団するケースもある。 オーディションの模様はその年の公演のパンフレットにも掲載されているのだが、演劇経験のない素人からタレント/演劇活動経験のあるプロまで区別無く、基本的にはオーディション専門誌などによって募集される。上記の通り在籍の女性団員に欠員が出た場合のみであるので、当然不定期である。 オーディションの特徴として、まず応募者を最初に選考するいわゆる「書類選考」で各団員、特に"ジジーズ"と称される劇団首脳陣の個人的好みにより篩にかけられるが、その際に先述するようなナンセンスかつマニアックな舞台構成上、女優としてのキャリアなど一般の劇団で重視される要素に関してはあまり重視されず、むしろ別の要素が重要になる。 書類選考後のオーディションにおいても後述するような舞台構成上、プライベートをあけすけに話ができることは重要な要素であるため、一般とは異なりメンバー、スタッフ全員が横一列に並んで、水着を着せられた応募者に演技論や意気込みなどではなく、単純に応募者のプライベートな事に関する質問攻めに遭わせる。 質問攻めの次は劇団のコレオグラファー、ラッキィ池田による舞台上で繰り広げられるあまりにも変なダンスを踊る覚悟があるかを見極めるための踊り攻め。 続いてダンスと同じく、女性にとってはあまりにも恥ずかしい演技を要求するジジーズたちの思惑に耐えられる素質があるかを見極めるため、劇団の看板女優、今井久美子との「ミス○○」の実演。 最終的に入団決定は団員全員の合議による民主制を採っている。大概一回のオーディションで決定する人数は2,3人。どうしても外せない人がいた場合は'01年の様に「泣きの4人」を強行する場合もある。
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