敗北にも勝ち点を与える方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 09:26 UTC 版)
「勝ち点」の記事における「敗北にも勝ち点を与える方式」の解説
バスケットボールやバレーボールでは、国際大会を中心に勝利2点、敗北1点、棄権(没収試合)0点という方式が広く取られている。バレーボールのワールドリーグ、ワールドグランプリ、2011ワールドカップ、2012ロンドン五輪、Vリーグ(2014-15以後)では、「3-2-1ポイント制」という仕組みで、フルセットでの勝利2点・敗北1点、それ以外の勝利3点・敗北0点としている。また、2011北中米選手権では、男女大会ともに、1試合で最大6点となっていた。 極東アジアのアジアリーグアイスホッケーは、以前は60分勝利3点・Vゴール勝利2点・Vゴール敗北および引分1点・60分敗北0点を採用していたが、2008-09シーズンのゲームウィニングショット(GSW。シュートアウト合戦とも。サッカーのPK戦に相当)採用後からは60分または5分間の延長戦での勝利は3点、GWSでの勝利は2点、GWSでの敗戦および延長戦での敗北は1点、60分での敗北は0点となっている。同じくアイスホッケーのアメリカプロリーグ・NHLでは、勝利(Vゴール延長戦・GWS勝利を含む)2点・Vゴール延長戦・GSW敗北1点・60分での敗北0点という方式をとっている。これも標準形の変形であるが、延長戦・GSWでの敗北にも勝ち点を付与している点に特徴がある。 Jリーグは1995年からの2年間、勝利(PK戦勝利含む)3点・PK戦敗北1点・それ以外の敗北0点というシステムを採用していた。日本サッカーリーグの一時期、あるいは現在の全国地域サッカーリーグ決勝大会や日本の一部の地域サッカーリーグ(九州サッカーリーグなど)では、引分を廃して、90分の勝利3点・PK戦勝利2点・PK戦敗北1点・90分の敗北0点という方式をとっている。 ラグビーのいくつかのリーグ(イングランドプレミアシップ・フランス選手権トップ14・南アフリカカリーカップ・日本ジャパンラグビートップリーグなど)では、勝利4点・引分2点・7点差以内の敗北1点、4トライ以上の獲得1点が付与されるマッチポイント制が導入されている。僅差での敗北にも勝ち点を与えることにより、接戦の増加を図ろうとしている。アジア5カ国対抗では勝利5点・引分3点に変更されている。 アマチュアレスリングにおいては、フォール勝利5点・テクニカルフォール勝利4点・判定勝利3点・判定敗北1点・ノーポイント敗北0点としている。 日本プロレスが開催した第1回NWAタッグ・リーグ戦では、公式戦が45分3本勝負で、1本取れば勝ち点1、つまり2本取っての勝利で勝ち点2、1-2での敗戦、または1-1での引き分けで勝ち点1になるという方式をとっていた。 卓球のTリーグでは、勝利チームの試合の内容に応じた勝ち点を与えている。4-0のストレート勝利の場合は4点 3-1の勝利、ないしは2-2の同点からの延長戦での勝利の場合は3点 敗戦の場合は基本0点だが、延長戦での敗戦に関しては1点
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