放送後の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 16:37 UTC 版)
このコントで、王監督を侮辱したとしてダイエー球団側がフジテレビに抗議した。その後、フジテレビ側が王監督本人と球団関係者に謝罪するも、8月19日にはダイエー球団の高塚猛オーナー代行が「同年の日本シリーズ中継にフジテレビ系列のフルネット局を推薦しない」方針を表明し、最終戦の放送権はテレビ東京が獲得した。 一方、日本シリーズでダイエーの対戦相手でもあった阪神タイガースの星野仙一監督(当時)もスポーツ紙からの取材に際し、フジテレビおよび山口と宮迫と、両者の所属する吉本興業に対する不快感を激しい口調で表明し、これを受けて阪神球団も関西テレビを含めフジテレビ系列局を推薦しなかった。 番組の制作局であるフジテレビも、テレビ西日本・関西テレビ放送を含む番組の制作に一切関与していないフジテレビ系列(FNN・FNS)のフルネット局も巻き込む形で責任を取ることとなり、2003年の日本シリーズについて、日本テレビ系列とのクロスネット局であるテレビ大分(NNN・NNSともに加盟)、テレビ宮崎(NNNのみ加盟、さらにテレビ朝日系列〈ANN〉にも加盟)以外のFNS系列局では試合中継の放送が全く行われない事態となった(第7戦のダイジェスト中継も前述のクロスネット2局を含むフジテレビ系列局では実施されず、大分県・宮崎県ではTBS系列局である大分放送・宮崎放送でそれぞれ放送された)。 クロスネット局での『水10!』の通常の編成は、テレビ大分では遅れネットでテレビ宮崎は同時ネットであった。この年の日本シリーズについてはテレビ大分では第2戦のみ、テレビ宮崎では第2戦と第5戦をいずれも日本テレビ系列ネットで放送した。 そのウォシュレットのコントでは、ビデを捩った「シゲ」という器具も紹介され、スイッチを押すと山口が長嶋茂雄巨人軍元監督(現:同球団終身名誉会長)の口調で、器具の作動アナウンス音を再現する場面があり、かつて王監督とともに巨人の顔でもあった長嶋元監督を連想させるものではあったが、これに関して長嶋元監督やその親族(亜希子夫人や公的活動を行っている一茂・三奈などの実子)及び読売グループ(読売新聞社・読売巨人軍・日本テレビ・報知新聞社など)からの抗議は特に無かった。
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