放送の自由とは? わかりやすく解説

放送の自由

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 03:09 UTC 版)

報道の自由」の記事における「放送の自由」の解説

テレビ、ラジオなど電波メディアによる情報提供の自由を放送の自由とよぶ。広義には有線放送含まれる。 ただ、報道の自由保障新聞放送とでは異な扱い受けている。 放送ジャーナリズム機能持ったマスメディアである。ニュースドキュメンタリー限らず他の番組について程度の差こそあれジャーナリズム性を帯びているといえる加えて放送には聴覚性、視覚性、同時性臨場性があり、他の活字メディア比べ受け手与えインパクトはるかに強く社会的影響力大きい。活字メディアである新聞や雑誌誰でも自由に刊行できるが、放送事業電波を使わなければ成立しない電波メディアである。電波天然資源同様に有限希少な資源である。すなわち電波は「国民共有財産」であり、放送局国民共有財産をその負託受けて利用しているということになる。すなわち「社会的影響力大きさ」「電波利用」の二つ特徴から「公共性」が極めて高いということになり、放送には電波法放送法などによってさまざまな規制課されている。 放送はその「中立性」を保つため、公権力介入認めないものとしているが、それが他者人権侵害する場合は、一定の制限を受けることになり、公権力介入を受けることになる。このことから各放送事業者それぞれ自律するための「放送基準」を定め、自らに制限課している。

※この「放送の自由」の解説は、「報道の自由」の解説の一部です。
「放送の自由」を含む「報道の自由」の記事については、「報道の自由」の概要を参照ください。

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