放送に関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 14:59 UTC 版)
「ビートたけし殺人事件」の記事における「放送に関して」の解説
通常は2時間ドラマとして放送される内容であるが、このドラマは30分枠の「ドラマ23」にて全4回で放送されている。ビデオにはまとめて2時間ドラマ風に納められている。 製作はTBSであるが、事件の捜査(トリック)においてフジテレビがどうしても必要だった為か、当時としては珍しい、他局にて事件現場(ビートたけしの死体発見現場)としてスタジオが使用されている。また、資料映像として、当時たけしの冠番組およびメインで出演していたすべてのテレビ番組(『風雲!たけし城』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』『ビートたけしのスポーツ大将』『オレたちひょうきん族』)のオープニング映像がテレビ局の枠を超えて流された。そのためエンドロールの資料提供の部分では、スタジオを貸したフジテレビとともに映像を貸した日本テレビ・テレビ朝日もクレジットされている。 事件のトリックとして、脳移植がテーマになっており、現実ではありえない事件の内容となっている。 アイキャッチでは「ビートたけし殺人事件」と共に、そのまんま東のナレーションをバックにビートたけしと軍団の集合写真が使用されているが、殺害された軍団はアイキャッチごとに黒いシルエットに変化していく演出がなされている。 ドラマでは出演していないが、原作ではビートたけしの母である北野さきが登場し、ビートたけしの生い立ちを調べていたそのまんま東の情報提供者として登場している。また、たけし軍団以外のメンバー(つまりたけし軍団セピア)も登場しており、会議場所になった東の家に10人以上集まるという流れになっているが、ドラマではごちゃごちゃになるという事と、原作でもセピアは誰一人として死んでいないので出演していない。ちなみにドラマで登場するかとうかずこは原作には一切登場しておらず、ドラマをより面白くするためのオリジナルキャラクターである。 この原作とドラマが好評だった為、ビートたけし殺人事件放送10ヶ月後に「ビートたけし殺人事件 失われた魔人の伝説」というオリジナルドラマが放送された。ちなみにこれは2時間ドラマとして放送されたが、前作とは全く違う内容となっており、登場人物であるトローリーも架空の人物として登場しオリジナル作品として仕上がっている。前作の原作者である東は、「タイトルどおり、インディ・ジョーンズを目指している」と、冒険ドラマに仕上がったとコメントしている。(下記詳細) どちらの作品もビデオ化されているがDVD化・ネット配信は行われていない。パート1に関してはTBSのドラマDVDボックスを購入した方が応募できるプレゼントとしてDVDが制作されている。
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