戦前から高度経済成長期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 05:47 UTC 版)
「日本人学校」の記事における「戦前から高度経済成長期」の解説
アジアには、第二次世界大戦前に創立された尋常小学校を前身とする泰日協会学校(バンコク日本人学校)やマニラ日本人学校、香港日本人学校や、大戦後の1947年創立の台北日本人学校など歴史の古い学校が多い。また、日本人移民が多かったブラジルのサンパウロにも、1915年に同国で最初の日本人学校である大正小学校が設立され、その後サントスにも日本人学校が創立した。 第二次世界大戦後の1955年頃から1970年代前半までの高度経済成長期には、日本企業の世界進出に伴ってアジアだけではなくヨーロッパや南北アメリカ、中東やアフリカなど、世界各地で日本人学校が設立された。1960年代には香港、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、サンパウロ(戦前とは別組織による再開校)で、1970年代にはデュッセルドルフ、ソウル、パリ、ブリュッセル、ロンドン、ニューヨーク、北京に続々と日本人学校が創立された。邦人人口の急増を見込んで、これらの学校は非常に短期(1年前後)で週1日の補習授業校から全日制の日本人学校に移行した。これらの都市は経済・貿易・学術研究の中心であるため2007年現在も多くの在校生を抱えている。 また在籍数こそ少ないが、同時期にニューデリー、高雄、ペナン、シドニー、リオデジャネイロ、ブエノスアイレス、モスクワ、ヨハネスブルグ、ナイロビ、カイロなどにも設立されている。
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