慶佐次湾のヒルギ林とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 国指定文化財等データベース > 慶佐次湾のヒルギ林の意味・解説 

慶佐次湾のヒルギ林

名称: 慶佐次湾のヒルギ林
ふりがな げさしわんのひるぎりん
種別 天然記念物
種別2:
都道府県 沖縄県
市区町村 国頭郡東村
管理団体
指定年月日 1972.05.15(昭和47.05.15)
指定基準 植2
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: S47-5-202慶佐次湾のヒルギ林.txt: 慶佐次川口の岸に沿って形成され面積10ヘクタールヒルギで、沖縄本島では最も代表的なものである。オオバヒルギ・オヒルギ・メヒルギなどが自生している。

慶佐次湾

(慶佐次湾のヒルギ林 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:32 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

慶佐次湾(げさしわん)は、沖縄本島北部の東岸、太平洋に開けた有銘湾から分岐するである。間口は約200メートルで、慶佐次川が流入する。国頭郡東村に属する。

慶佐次湾のヒルギ林

慶佐次湾のヒルギ林

慶佐次川河口部の長さ約1キロメートル、幅約200メートルにわたってマングローブ(ヒルギ林)が広がる。面積は10ヘクタールあり、沖縄本島のマングローブとしては2番目の広さを有する。マングローブを構成する樹木の多くはメヒルギであり、川沿いにヤエヤマヒルギ、上流部にはオヒルギもみられる[1]

動物として、ハクセンシオマネキ、ベニシオマネキなどのカニ類、マドモチウミニナなどの貝類、ミナミトビハゼなどのハゼ類に加えてシギカワセミなどの鳥類がみられる[2]

分布の北限に近い広大な面積のマングローブとして貴重であることから、1959年12月6日、当時の琉球政府によって天然記念物に指定され、1972年(昭和47年)5月15日の沖縄本土復帰に伴って日本国指定の天然記念物となった[3]

1973年(昭和48年)から翌年にかけて、福地ダムから久志浄水場への導水路建設に伴い土砂流入の被害があった[4]。また、耕作放棄されたパイナップル畑からの土砂流入の問題も指摘されている。観光客によって湿地が踏み荒らされる被害があったため、湿地内を観察できる遊歩道が整備されている[2]

脚注

  1. ^ 『慶佐次湾のヒルギ林実態調査報告1』 p.23
  2. ^ a b 玉城さおり「慶佐次のマングローブ林」
  3. ^ 『慶佐次湾のヒルギ林実態調査報告1』 p.1
  4. ^ 『慶佐次湾のヒルギ林実態調査報告1』 p.4

参考文献

  • 沖縄県教育委員会編 『沖縄県天然記念物調査シリーズ第7集 慶佐次湾のヒルギ林実態調査報告1』 沖縄県教育庁文化課、1976年
  • 玉城さおり「慶佐次のマングローブ林」吉田透編『おきなわ自然環境ガイドブック5 おきなわのマングローブ』 p.17、NPO法人おきなわ環境クラブ、2003年

座標: 北緯26度36分21秒 東経128度8分30秒 / 北緯26.60583度 東経128.14167度 / 26.60583; 128.14167


慶佐次湾のヒルギ林

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:32 UTC 版)

慶佐次湾」の記事における「慶佐次湾のヒルギ林」の解説

慶佐次河口部長さ約1キロメートル、幅約200メートルわたってマングローブヒルギ)が広がる面積10ヘクタールあり、沖縄本島マングローブとしては2番目の広さ有するマングローブ構成する樹木多くメヒルギであり、川沿いヤエヤマヒルギ上流部にはオヒルギみられる 動物として、ハクセンシオマネキ、ベニシオマネキなどのカニ類、マドモチウミニナなどの貝類ミナミトビハゼなどのハゼ類に加えてシギカワセミなどの鳥類みられる分布北限に近い広大な面積マングローブとして貴重であることから、1959年12月6日当時琉球政府によって天然記念物指定され1972年昭和47年5月15日沖縄本土復帰伴って日本国指定天然記念物となった1973年昭和48年)から翌年にかけて、福地ダムから久志浄水場への導水路建設に伴い土砂流入被害があった。また、耕作放棄されたパイナップル畑からの土砂流入問題指摘されている。観光客によって湿地踏み荒らされ被害があったため、湿地内を観察できる遊歩道整備されている。

※この「慶佐次湾のヒルギ林」の解説は、「慶佐次湾」の解説の一部です。
「慶佐次湾のヒルギ林」を含む「慶佐次湾」の記事については、「慶佐次湾」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「慶佐次湾のヒルギ林」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「慶佐次湾のヒルギ林」の関連用語

慶佐次湾のヒルギ林のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



慶佐次湾のヒルギ林のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2025 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの慶佐次湾 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの慶佐次湾 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS