愛環発足後
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1988年(昭和63年)1月30日、岡崎 - 新豊田間はJR東海の岡多線として最後の日を迎え、翌1月31日、岡崎 - 新豊田 - 高蔵寺間が愛知環状鉄道線として開業した。 同年2月3日の大雪で瀬戸口、中水野などの駅の分岐器が不転換となってダイヤが混乱したことを教訓に、分岐器のある10駅に3年がかり(1988年 - 1991年10月)で融雪器を設置した。以後、積雪によるトラブルはない。 愛知環状鉄道への転換に伴い、1日の運行本数を26本から72本へ大幅に増発し、2018年(平成30年)3月17日時点では営業列車172本/日が運転されている。一方で愛環発足後も岡崎 - 新豊田 - 瀬戸間で運行していたJR東海バスは、乗車実績が年々減少したことから、2000年(平成12年)以前に廃止しており、その後は夜行高速バス「ドリームとよた号」のみ運行されている。 愛知万博開催を控え、会場アクセス拠点駅となる八草駅は2004年(平成16年)10月10日から万博閉幕後の2005年(平成17年)9月30日まで「万博八草駅」と一時改称された。万博が開催された2005年には、会場アクセス列車として名古屋 - 万博八草駅間にJR中央線直通列車「エキスポシャトル」が3月1日から9月30日まで毎時3往復(1日40往復)運転された。車両はJR東海の211系5000番台(日によっては113系)が使用された。また、これを機に万博終了後の同年10月1日のダイヤ改正から名古屋 - 瀬戸口・岡崎間に直通列車が新設された。この年は輸送密度が(万博による「特需」の影響とはいえ)史上最高の15,453人/日を記録した。その後も2006年度は輸送密度8,446人/日を記録し、2007年度以降は毎年9,000人/日以上で推移している。 愛知万博輸送については「愛知環状鉄道#愛知万博輸送」も参照 一方、岡崎 - 北岡崎間の貨物列車運転は1999年(平成11年)12月4日に廃止され、その後も日本貨物鉄道(JR貨物)が許可を有していた岡崎 - 北岡崎間の第二種鉄道事業は2010年(平成22年)4月1日で廃止された。
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