意志と表象としての世界とは? わかりやすく解説

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意志と表象としての世界

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/06 18:15 UTC 版)

意志と表象としての世界』(いしとひょうしょうとしてのせかい、: Die Welt als Wille und Vorstellung)は、1819年に公刊されたドイツの哲学者アルトゥル・ショーペンハウアーの主脳たる著書[1]。 1844年にはこの書の『続編』が刊行された[2]。姉崎正治訳本では『意志と現識としての世界』[3]


注釈

  1. ^ フィヒテの下で本格的な哲学研究を始めた時期から書きとどめた思索集で、現代のショーペンハウアー研究の主要文献[6]
  2. ^ 『遺稿集』[注 1]のうち青年期から『意志と表象としての世界』成立までに書かれたもの[6]
  3. ^ 以下当該論文より。「〈われわれの意識〉は感性、悟性または理性として現れる。この意識は〈主観〉と〈客観〉に分かれており、それ以外の要素は含まれない。〈主観にとっての客観〉であるということと、〈われわれの表象〉であるということとは同一である。……意識から独立しており、それ自体で存在しているもの、他のものと関係なしにそれだけで存在するもの[実体ないし物自体]などは、われわれにとっての客観とはなりえない。われわれの表象と呼ばれるものはすべて、一定のア・プリオリな結合法則のうちに取り込まれている[12]
  4. ^ 各巻題、副巻題、各節命題(目次文言)西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』より(中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年)

出典

  1. ^ a b 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』 第2巻 P338 年譜部 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  2. ^ 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』 第2巻 P343 年譜部 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  3. ^ 姉崎正治訳 アルトゥル・ショーペンハウアー『意志と現識としての世界』 博文館、1910年
  4. ^ 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』 第2巻 P335、336 年譜部 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  5. ^ 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』鎌田康男解説序文「 ショーペンハウアーの修業時代」P25 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  6. ^ a b c 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』鎌田康男解説序文「 ショーペンハウアーの修業時代」P25 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  7. ^ 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』鎌田康男解説序文「 ショーペンハウアーの修業時代」P17、20 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  8. ^ a b c 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』鎌田康男解説序文「 ショーペンハウアーの修業時代」P26~27 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  9. ^ 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』 第2巻 P336 年譜部 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  10. ^ 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』 第2巻 P337 年譜部 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  11. ^ 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』鎌田康男解説序文「 ショーペンハウアーの修業時代」P28 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  12. ^ 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』鎌田康男解説序文「 ショーペンハウアーの修業時代」P28~29 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  13. ^ 姉崎正治訳 アルトゥル・ショーペンハウアー『意志と現識としての世界』翻訳序言 P9 博文館、1910年
  14. ^ 姉崎正治訳 アルトゥル・ショーペンハウアー『意志と現識としての世界』翻訳序言 P5 博文館、1910年
  15. ^ 姉崎正治訳 アルトゥル・ショーペンハウアー『意志と現識としての世界』翻訳序言 P5~6 博文館、1910年
  16. ^ a b c d 姉崎正治訳 アルトゥル・ショーペンハウアー『意志と現識としての世界』翻訳序言 P6 博文館、1910年
  17. ^ 姉崎正治訳 アルトゥル・ショーペンハウアー『意志と現識としての世界』翻訳序言 P6~7 博文館、1910年
  18. ^ a b c d e f 姉崎正治訳 アルトゥル・ショーペンハウアー『意志と現識としての世界』翻訳序言 P7 博文館、1910年
  19. ^ a b c d 姉崎正治訳 アルトゥル・ショーペンハウアー『意志と現識としての世界』翻訳序言 P8 博文館、1910年
  20. ^ 姉崎正治訳 アルトゥル・ショーペンハウアー『意志と現識としての世界』翻訳序言 P8、9 博文館、1910年
  21. ^ 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』 凡例部 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  22. ^ 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』 第3巻 P247~251 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  23. ^ 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』 第3巻 P251から253 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  24. ^ 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』 第3巻 P253~256 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  25. ^ 西尾幹二訳 『意志と表象としての世界』 第3巻 P257 中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年


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