情報通信研究機構(NICT)の施策・活動
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「サイバーセキュリティ」の記事における「情報通信研究機構(NICT)の施策・活動」の解説
詳細は「情報通信研究機構」を参照 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は総務省所管の国立研究開発法人。NICTは情報の電磁的流通及び電波の利用に関する技術の研究及び開発、高度通信・放送研究開発を行う者に対する支援、通信・放送事業分野に属する事業の振興等を総合的に行うことにより、情報の電磁的方式による適正かつ円滑な流通の確保及び増進並びに電波の公平かつ能率的な利用の確保及び増進に資することを目的とする。(国立研究開発法人情報通信研究機構法第4条) 組織は総務や広報のような事務部門のほか、電磁波研究群、ネットワーク研究群、AI・脳情報通信研究群、サイバーセキュリティ研究所、未来ICT研究群、オープンイノベーション推進本部、ソーシャルイノベーションユニット、イノベーション推進部門、グローバル推進部門、デプロイメント推進部門を持つ。 サイバーセキュリティ研究所は「NICTの中立性を最大限に活用し、産学との緊密な連携によりサイバーセキュリティ研究開発の世界的中核拠点を目指し」ており、研究実施体制としてサイバーセキュリティ研究室とセキュリティ基盤研究室を持ち、その他にナショナルサイバートレーニングセンター(後述)を持つ。 サイバーセキュリティ研究室では以下の研究技術を公開している: 略称日本語名英語名概要NICTER サイバー攻撃観測・分析・対策システム Network Incident analysis Center for Tactical Emergency Response ダークネットやハニーポットを観測する事によるサイバー攻撃観測・分析・対策システム DAEDALUS 対サイバー攻撃アラートシステム Direct Alert Environment for Darknet And Livenet Unified Security 「NICTER で構築した大規模ダークネット観測網を活用した対サイバー攻撃アラートシステム」 NIRVANA リアルトラフィック可視化ツール NIcter Real-time Visual ANAlyzer 「ネットワークに流れる通信を 『見える化』 することで、ネットワークの輻輳・切断等の障害や、設定ミス等を瞬時に見つけだすことを可能にし、ネットワーク管理者の負荷を大幅に軽減」 セキュリティ基盤研究室では以下の研究を行っている: 機能性暗号技術 暗号技術の安全性評価 プライバシー保護技術 特に、暗号技術の安全性評価の一環として、IPAとともにCRYPTRECの運営を行っている。
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