建物と館内
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 17:39 UTC 版)
犬吠埼の岬の上、太平洋を見下ろす高台に位置しており、外観はピンク色で、内装はタイル張りであった。1階は「オーシャンホール」の名で南米アマゾン川の淡水魚やゴマフアザラシ、アフリカのワニなどを展示し、銚子漁港で多く水揚げされるイワシの大水槽も備え、2階の「ファンタジーコーナー」はエイ、カニ、サメなどを、最奥部の「洞窟水槽」ではミズダコや北の海の生物を展示し、屋上は展望台になっていた。 館内の恐竜は、コンピュータ制御で人の通過を感知して首を振ったり、霧状の水を噴射したりすることができ、入り口には卵からかえった恐竜の子の像があり、館内展示室へは恐竜の足の間をくぐって入る構造であり、『決定版 日本水族館紀行』では、こうした演出を犬吠埼の崖が白亜紀の層であり、「白亜紀を体感してもらおうという水族館側の心遣いである」と解説している。ただし、この恐竜はジュラ紀後期に生息したディプロドクスであり、恐竜が設置された1993年当時、新聞の取材に対し担当者は「最近の恐竜ブームに便乗できれば」とコメントしている。 館内に食事処「海龍亭」があり、太平洋を眺望しながら食事ができ、1997年時点ではレストラン「カリビアン」もあった。土産物店では、銚子特産のヒゲタ醤油の「本膳」を使用した「しょうゆロールケーキ」というオリジナル商品を販売していた。
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