山忠L-11【ヤマチュウLー11】(きのこ類)
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登録番号 | 第7037号 |
登録年月日 | 1998年 10月 29日 | |
農林水産植物の種類 | はたけしめじ | |
登録品種の名称及びその読み | 山忠L-11 よみ:ヤマチュウLー11 |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 山忠商店株式会社 | |
品種登録者の住所 | 大分県大分市大字皆春1520番地の1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 司城徹也 河井 辰徳 安藤 正武 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,野生種の子実体から組織分離を行って育成されたもので,菌さんが灰褐色,断面の形態が丸山形の菌床栽培向きの品種である。 対峙培養では「やましめじ-17」との帯線形成が有,菌叢表面の性状は平滑,菌糸生長最適温度は中である。菌さんの断面の形態は丸山形,大きさはやや大,中心部の色及び周縁部の色は灰褐色,厚さは薄,肉質は硬である。子実層たくの並び方は正常,幅はかなり狭,色は白色である。菌柄の形はとっくり型,長さは極長,太さはやや太,色は淡色,菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は1.9以上である。子実体の発生形は郡状,発生最盛期までの期間はやや長,菌かき後の発生までの期間は中である。収量性は中,有効茎本数は少である。 「やましめじ-17」と比較して,菌糸密度が中,菌さんの中心部の色が灰褐,子実層たくの並び方が正常等で区別性が認められる。なお,「やましめじ-17」との対峙培養において,明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和61年に出願者の施設(大分県大分市)において,野生種(大分県産)の子実体から組織分離し,その菌株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「やましめじ-11」であった。 |
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