山岡元隣とは? わかりやすく解説

やまおか‐げんりん〔やまをか‐〕【山岡元隣】

読み方:やまおかげんりん

[1631〜1672]江戸前期俳人仮名草子作者伊勢の人。字(あざな)は徳甫(とくほ)。別号、而慍斎(じうんさい)・洛陽山人北村季吟和歌俳諧学び仮名草子俳諧古典注釈活躍した俳文集「宝蔵」、仮名草子他我(たが)身の上」など。


山岡元隣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/28 07:39 UTC 版)

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山岡 元隣(やまおか げんりん、寛永8年(1631年) - 寛文12年閏6月27日1672年8月19日))は、江戸時代前期の俳人仮名草子作者。本名は山岡新三郎、字は徳甫。別号、而慍斎・洛陽山人・抱甕斎。医名、玄水。

来歴

父祖は伊勢山田出身の商家で、京都下京六条通に住んだが、多病のため、漢学医術を修学して生涯を町医者として送った。明暦元年(1655年北村季吟に師事して俳諧和学に通じ、季吟編『俳諧合』の跋文や『水鏡抄』序文を執筆、『他我身の上』を脱稿する。寛文2年(1662年)序『身楽千句』、同年自跋『俳諧小式』が成立。寛文6年(1666年)に俳諧宗匠として独立し、北村季吟西山宗因の歌仙を集めた『歌仙ぞろへ』を編む[1]

作品

俳諧関連

  • 『身楽千句』(寛文2年(1662年)序)
  • 『俳諧小式』(寛文2年(1662年)自跋)
  • 『宝蔵』(寛文11年(1671年)成立)- 俳文の嚆矢と言われる。
  • 『諸国独吟集』(寛文12年(1672年)編)

仮名草子

  • 『他我身の上』
  • 『小巵』(寛文11年(1671年)刊)

注釈書類

  • 『世中百首註』(寛文7年(1667年)刊)
  • 『徒然草鉄槌増補』(寛文9年(1669年)刊)
  • 『随葉大全』(寛文10年(1670年)刊)
  • 『古今百物語評判』(貞享3年(1686年)刊)など

脚注

  1. ^ 岡本勝・雲英末雄 『新版近世文学研究事典』 おうふう、2006年2月、26頁。 



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