尾瀬夜行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 08:35 UTC 版)
基本的に5月末から10月中旬の金・土曜日および休日前日に運行される。会津高原尾瀬口駅で4時20分発尾瀬(沼山峠)行きのバスに接続するが、その際バスが出発するまで電車内で過ごすことができる。 2010(平成22)年度は片道での利用ができなくなり、復路(東武鉄道経由または関越交通高速バス経由)とのセット販売のみとなったが、2011(平成23)年度から再び片道での利用が出来るようになった。 2020年(令和2年)には東武トップツアーズの旅行商品として、尾瀬からバス及び遊覧船で新潟県の浦佐駅に抜けるオプショナルツアーが設定された(東京に戻るには各自上越新幹線等を利用する)。具体的なルート、及び交通機関は以下の通り。 浅草駅―(東武鉄道・野岩鉄道、「尾瀬夜行23:55」)→会津高原尾瀬口駅―(会津乗合自動車、尾瀬夜行利用客専用バス・国道352号経由)→尾瀬御池または尾瀬沼山峠―(会津バス、予約制臨時バス・国道352号経由)→尾瀬口船着場―(奥只見観光、予約制観光船・奥只見湖上運航)→奥只見ダム―(南越後観光バス・路線バス、新潟県道50号小出奥只見線(奥只見シルバーライン)経由)→浦佐駅東口 同ルート自体は2019年以前から存在し、尾瀬沼山峠 - 尾瀬口船着場間のバスと奥只見湖の観光船は魚沼市観光協会を通じて予約することで利用可能だったが、東武トップツアーズがこのオプショナルツアーを設定したことで、夜行列車を利用すると尾瀬を経由して翌日午後の早い時間には福島県から新潟県に抜けられるとしてメディアにも取り上げられた。2020年における沼山峠 - 尾瀬口船着き場間のバスと奥只見湖の観光船は6月1日から10月15日までの運行・運航予定だったが、「尾瀬夜行23:55」が後述する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴い8月1日(浅草発日)からの運行に縮小されたため、このオプショナルツアーの利用可能期間も同様に縮小された。
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