小樽駅 - 札幌駅 - 岩見沢駅間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:02 UTC 版)
「函館本線」の記事における「小樽駅 - 札幌駅 - 岩見沢駅間」の解説
小樽駅を境に一気に列車の本数が増え、札幌近郊区間として快速「エアポート」(千歳線 新千歳空港直通)・普通列車が札幌駅を基軸に運転されている。札幌を起点とした都市圏輸送量(平成15年)は札幌駅 - 小樽駅間で年間2,365万人、札幌駅 - 岩見沢駅間で年間1,440万人に達している。ただし、札幌駅が始発・終着となる列車はあまり多くなく、札幌駅を越えて両方面を直通する運行形態が中心となっている。函館本線内で手稲・小樽方面と江別・岩見沢方面を結ぶ列車のほか、手稲・小樽方面と千歳線の千歳・新千歳空港および室蘭本線の苫小牧方面を結ぶ列車も多い。手稲駅 - 札幌駅間は、朝に手稲から札幌行きで特急車両の札幌運転所への回送を兼ねたホームライナーが運転されている。 小樽駅・手稲駅・札幌駅発着で岩見沢駅からさらに滝川方面と直通する列車も朝夕を中心に存在し、旭川駅発着列車も1往復設定されている。札幌駅の函館本線下り始発列車が旭川行きであり、気動車での運転。北海道のキハ40使用列車では数少ない車掌乗務列車である。上り旭川発手稲行きは電車で運転されている。 桑園駅 - 札幌駅間は札沼線(学園都市線)用の単線が、札幌駅 - 白石駅間は千歳線用の複線がそれぞれ別線として存在し、いずれの列車もその別線を経由して札幌駅まで乗り入れている。 小樽駅 - 岩見沢駅間は日中の一部時間帯を除き、1時間間隔のパターンダイヤが組まれている。1時間に札幌駅 - 手稲駅間で7 - 8本、札幌駅 - 江別駅間で4 - 5本の運行となっている。手稲駅 - ほしみ駅・小樽駅間および江別駅 - 岩見沢駅間では運行本数は減る。 2007年9月30日までは、日中の大部分の区間快速が手稲駅 - 江別駅間を通して快速運転を行っていたが、翌10月1日のダイヤ改正でこの運行形態の列車は廃止され、手稲駅 - 札幌駅および札幌駅 - 江別駅間のどちらかを区間快速とする運転となった(「いしかりライナー」も参照)。 2020年3月14日ダイヤ改正より、区間快速通過駅の利用者増加に伴い、区間快速「いしかりライナー」を普通列車に置き換え・減便する形で運転を終了した。 手稲駅では快速と普通列車との相互接続が行われている。 2020年3月14日改正ダイヤの日中の各区間における1時間あたりの平均的運転本数は以下の通り。 日中の運行パターン種別\駅名小樽…ほしみ…手稲…札幌…白石…江別…岩見沢…旭川方面運行本数特急「カムイ」「ライラック」特急「宗谷」特急「オホーツク」 1-2本 快速「エアポート」2本 →新千歳空港駅 3本 普通札幌以西は下記と一体運用 2-3本 2本 2-3本 一部千歳線直通 2本 1本 1本
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