小惑星
小惑星は名前のついているものだけでも12,000個以上
小惑星は主に火星と木星のあいだにあります。太陽のまわりを回る無数の天体のことを呼び、名前のついているものだけでも12,000個以上あり、起動が確定し、番号がついた小惑星は約10万個、発見された小惑星の総数は約26万個にもおよびます(数はいずれも2005年4月現在)。小惑星は大きな惑星がこわれてできたものという説と、惑星になれなかった微惑星(びわくせい)という説の2つがありますが、はっきりしたことは、今もナゾのままになっています。
小惑星のほとんどが火星と木星の間にある
1801年1月1日、イタリアの天文学者ピアジは、初めて火星と木星の間に1つの惑星「セレス」を発見しました。そのあと1802年にドイツの天文学者オルバースが「パラス」を、2004年には同じドイツの天文学者ハーディングが「ジュノー」を、そして2007年にはまたオルバースが「ベスタ」を見つけたのです。このあとも、火星と木星の間に小さな天体が執に発見されて、今では約6,000個の小惑星が確認されています。
いちばん大きな小惑星はセレス
小惑星はほとんどが直径100km以下の小さな天体で、岩石などからできています。形が不規則で、その表面はでこぼこしています。これまで確認されたなかでいちばん大きなものは、ピアジが見つけた「セレス」と呼ばれるものです。これ1つで小惑星全部を合計した重さの半分を占めています。しかし、大きいといっても直径が910kmで、月の1/4分ほどの大きさしかありません。
地球に落ちる流星や隕石たち
宇宙の細かい岩やちりのつぶが、大気との摩擦によって燃えたものを流星といいますが、この流星のなかでも特別明るいものを「火球」といいます。これには大気の中で燃え切らずに、地上に落ちてくるものもあります。これを隕石(いんせき)といい、地球には1年に何1,000個も落ちてきますが、そのうち見つかるのは10個程度です。地球の大気の中に飛び込んでくるものは火星の外側にある小惑星帯からやってきたものです。アメリカのアリゾナ州には1万5,000年前に落ちた隕石でできた大きなクレーターが残っています。
平均直径500m以下のミニ惑星イトカワ
1998 SF36は、1998年9月にアメリカのリンカーン研究所が発見した小惑星です。2003年、日本のロケットの生みの親である故・糸川英夫博士にちなみ、 イトカワ(ITOKAWA)と命名されました。最長部約535m、最短部約209mの、主に岩石質からできている原始的小惑星です。 2005年秋には小惑星探査機はやぶさが到達し、科学観測を行いました。
小惑星と同じ種類の言葉
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