対象年齢別にみる作品の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 22:58 UTC 版)
「子供向けアニメ」の記事における「対象年齢別にみる作品の特徴」の解説
ほとんどが登場人物の普通の暮らしが描かれているストーリーが多いのが共通の特徴だが、幼児全般向け作品(幼児 - 小学校低学年向け)の中でも、細かく年齢別に区分された作品とがある。 幼児全般向けの作品(幼児 - 小学校低学年向け)では、子供に人気の高いキャラクターなどを中心とした作品が多く、3歳児や5歳児または小学校低学年の子供に設定された人物や動物キャラクターを主人公にした作品も多い。テレビ東京のきんだーてれび、NHK・教育テレビ(Eテレ)『おかあさんといっしょ』内のコーナーアニメや、NHKアニメの『ミニアニメ』(主に『ミッフィー』・『うっかりペネロペ』・『うさぎのモフィ』・『がんばれ!ルルロロ』・『ふうせんいぬティニー』・『かいじゅうステップ ワンダバダ』・『のりものまん』・『チキップダンサーズ』)・『パッコロリン』・『はなかっぱ』・『オトッペ』・及び2016年度にアニメ化されたことのある『ざわざわ森のがんこちゃんシリーズ』などが代表的な作品である。 0 - 2歳向けのものは単独のアニメ作品はほぼ存在せず、Eテレで放送される乳幼児向けテレビ番組『いないいないばあっ!』内の1コーナーで放送される。言葉を習得する前の0歳児でも理解できるよう、気をひきそうな色や音を使った単純なアニメーションが主体である。 2 - 4歳向けの作品では、幼児に人気の高いキャラクターなどを主人公に、幼児でもわかりやすいストーリーの中に社会のルールやモラルなどをわかりやすく織り交ぜて「しつけ効果」をねらった作品が多くみられ、幼年層に親しみやすい、擬人化された動物や物が登場する作品が多い。テレビアニメの『それいけ!アンパンマン』・『しまじろうシリーズ』及び、実写パートとアニメパートを織り交ぜた幼児向けテレビ番組『おかあさんといっしょ』がその代表例である。 4 - 6歳児向けの作品では幼稚園児向けの教育物を題材としたしつけ効果をねらった作品が向かれている。実写パートとアニメパートを織り交ぜたNHKのテレビ番組『みいつけた!』及び、テレビアニメの『しまじろうシリーズ』などが挙げられる。 小学生(6歳以上)向けの作品では、視聴者層にとって大人より身近な年齢である小学校中高学年もしくは中学生くらいの子供に設定された人間または同等の精神年齢に設定された動物やキャラクターが主人公とされ、ストーリー内に勧善懲悪や「しつけ効果」を織り交ぜている事も多い。 幼年向け知育・教育用ビデオにも、アニメの人気キャラクターを登場させたり、オリジナルアニメによる作品なども数多く市販されている。
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