寺田屋遭難とは? わかりやすく解説

寺田屋遭難

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 06:42 UTC 版)

寺田屋遭難(てらだやそうなん)は、幕末慶応2年1月23日1866年3月9日)、京都寺田屋に宿泊していた坂本龍馬と護衛役である長府藩士の三吉慎蔵が、伏見奉行の捕り方に襲撃された事件[1]寺田屋事件(てらだやじけん)[2]坂本龍馬襲撃事件(さかもとりょうましゅうげきじけん)[1]ともいう。


注釈

  1. ^ 6発装。スミス&ウェッソンのモデル2であったと伝えられる。
    №2
  2. ^ このお龍との旅行が、一般的に「日本初の新婚旅行」とされている[4]。しかし、これについては、龍馬とも親交のあった薩摩藩家老・小松帯刀が、龍馬・お龍夫妻の旅行より10年前の安政3年(1856年)に、先に栄之尾温泉を訪れていた妻と義父を追う形で訪問した例を「最初」とする見解もあり、小松が龍馬・お龍夫妻が薩摩を訪れた際に薩摩藩の船に同乗し、夫婦を現在の鹿児島市原良にあった小松の別邸に宿泊させるなどしていることから、小松が自らの経験を元に龍馬に勧めたのではないかとする説もある[5]

出典

  1. ^ a b 寺田屋遭難~坂本龍馬襲撃事件”. WEB歴史街道 (2022年7月5日). 2023年1月3日閲覧。
  2. ^ 寺田屋事件で龍馬かくまった薩摩藩屋敷、絵図見つかる”. 日本経済新聞 (2017年6月3日). 2023年1月3日閲覧。
  3. ^ 『芸西村の歴史を綴る』、門脇鎌久、芸西村教育委員会、2016、P39
  4. ^ 龍馬・お龍日本最初の新婚旅行地 霧島市”. 霧島市総合観光案内. 2013年11月14日閲覧。
  5. ^ “新婚旅行、日本初は小松帯刀?/かごしま探検の会 龍馬の10年前、霧島へ”. 南日本新聞. (2008年1月27日). http://373news.com/modules/pickup/article.php?storyid=8866 2013年11月14日閲覧。 


「寺田屋遭難」の続きの解説一覧

寺田屋遭難

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 14:33 UTC 版)

楢崎龍」の記事における「寺田屋遭難」の解説

各地奔走していた龍馬は、懇意にしていた伏見寺田屋お登勢お龍預けお龍は「お春」の変名お登勢娘分になった。この時期についてお龍龍馬2人歩いていたら新選組遭遇し龍馬慌てて隠れてしまった話や、桐野利秋寝床襲われた話などを、後年回顧している。また、新選組局長近藤勇お龍懸想して、や簪を買って来たという話も伝えている。 慶応2年1866年1月22日龍馬仲介もあって、薩長同盟成立した。その翌23日龍馬護衛役の長府藩士・三吉慎蔵寺田屋投宿していた。その晩、入浴していたお龍窓外多数捕吏がいることに気付き咄嗟に袷(あわせ)一枚羽織って二階駆け上がり龍馬三吉通報したお龍機転により、龍馬三吉不意打ちを受けることなく応戦し負傷しつつも辛うじて脱出できた。(寺田屋遭難)お龍龍馬たちを家屋の裏木戸から逃がしたが、裏木戸には大きな石を載せた漬物があり、それらをどかして逃げ道作った後日お龍確かめると、と石は到底、動かすことができない重さだったそうである。 龍馬はこの事件の顛末慶応2年12月4日の手紙で兄・権平詳しく報告しその際お龍のことを「名は龍、今は妻です」と紹介している 。また、姉・乙女宛ての手紙では「このお龍がいたからこそ龍馬の命は助かりました」とお龍への感謝気持表している。

※この「寺田屋遭難」の解説は、「楢崎龍」の解説の一部です。
「寺田屋遭難」を含む「楢崎龍」の記事については、「楢崎龍」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「寺田屋遭難」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「寺田屋遭難」の関連用語

寺田屋遭難のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



寺田屋遭難のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの寺田屋遭難 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの楢崎龍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS