富士急行8500系電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:31 UTC 版)
「JR東海371系電車」の記事における「富士急行8500系電車」の解説
371系はJR東海での運用が終了した後、翌2015年(平成27年)に富士急行へ譲渡された。 これは同社で「フジサン特急」として運転されてきた2000形(旧「パノラマエクスプレスアルプス」)が2016年(平成28年)2月7日に引退するため、その後継車両として導入することが計画されたもので、譲受後7両編成から3両編成に短縮、内装と車体色を一新し、2015(平成27)年度中に営業運転を開始する計画が立てられた。 車両デザインは水戸岡鋭治が手掛け、車両の改造はJR東日本の長野総合車両センターにてJR東日本テクノロジーが施工した。2015年3月にJR東海より譲渡された車両は同年9月30日に同センターでの改造を終えて出場、甲種輸送で長野→大月→富士山の経路で輸送されて納入された。 当初の予定よりは遅れたものの、納入された車両は同社の車両技術センターにて内外装の整備が施されたのち、「8500系」の形式名で2016年4月23日より「富士山ビュー特急」として運行を開始している。 同社における富士山ビュー特急の取得・改造費用は総額4億7069万9000円。 ← 富士山 大月・河口湖 → 号車1 2 3 形式クロ8550 モハ8600 クモハ8500 区分Tsc M' Mc 車両番号()内は旧番号8551(クモハ371-1) 8601(モハ370-101) 8501(クモハ371-101) 搭載機器SCV,CP,PT SCV,CP,BT CON,PT 自重36.8t 39.5t 41t 車内設備乗 WC 乗 定員()内は座席定員26 (26) 92 (57) 88 (60) Mc…制御電動車、M…電動車、CON…制御装置、SCV…補助電源装置、CP…電動空気圧縮機、PT…集電装置、BT…蓄電池乗…乗務員室、WC…トイレ・化粧室 乗務員室 1号車内 2号車内 3号車内 1号車内のサービスカウンター 2号車内のトイレ外観
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