宝かざぐるま【タカラカザグルマ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第5330号 |
登録年月日 | 1997年 1月 30日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 宝かざぐるま よみ:タカラカザグルマ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 1月 31日 | |
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県芦品郡新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の育成系統に「金かざぐるま」を交配して,選抜,育成されたものであり,花は濃赤色のさじ弁の小輪で,スプレイ仕立ての切花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は中である。茎の太さは4.0~5.9mm,色は緑,強さは強,縦じわは中,稲妻型屈曲は有,節間長は20~29mmである。葉身長は75~99mm,葉幅は50~74mm,基部の形は平,先端部分の形は尖,一次欠刻は 0.30~0.69,二次欠刻の程度は中,葉裂片縁部の重なりは重なる,葉の表面及び裏面の色は緑,光沢度及び厚さは中,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は深裂しない及び2深裂する,大きさは中である。つぼみの形は丸,花の大きさは50~69mm,舌状花の重ねは1.5列まで,舌状花数は20~59である。管状花数は100~199,分布は集中,全長は8.0~8.9mmである。花弁の形はさじ弁,先端の形は丸い,外花弁の反り方は平,花弁の長さは30~39mm,幅は5.0~9.9mm,外花弁の表面の色は濃赤(JHS カラーチャート0409),裏面の色は浅緑黄(同2904),外花弁の角度は上向き,花盤の色は黄緑色である。花たくの形は盛り上がったドーム状,総ほうの大きさは10~19mm,総ほう部から花頂部までの高さは30~39mm,花首の長さは100~149mm,季咲きの開花期は秋で,育成地(広島県芦品郡新市町)における自然開花期は10月上旬である。 「金かざぐるま」と比較して,茎の色が緑であること,外花弁の表面の色が濃赤であること,花たくの形が盛上がったドーム状であること,花首が長いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,昭和63年に出願者所有の育成系統に「金かざぐるま」を交配して得られた実生から選抜,育成されたものであり,以後,増殖を行いながら特性調査を継続し,平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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