宗家の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:04 UTC 版)
奈月彦(なづきひこ) 本シリーズの主人公の一人。若宮・日嗣の御子で「真の金烏」である。金烏代捺美彦と側室十六夜の息子。 美男美女の多い西家の血を引く貴公子然とした顔立ちだが、かなりの朴念仁で女心には疎い。結婚するまでは外界(人間界)の天狗の下で留学していた。 浜木綿(はまゆう) 奈月彦の正室「桜の君」で実は奈月彦の幼馴染。真名は墨子。政権争いに敗れたかつての南家当主の一の姫。女性にしては背が高い。 豊かな胸と腰回りながら婀娜っぽさがない美人。男勝りな口調で話す、さっぱりとした気性の持ち主。 紫苑の宮(しおんのみや) 奈月彦と浜木綿の娘。内親王。 長束(なつか) 若宮の腹違いの兄。母親は正室の大紫の御前。聡明な人柄のから皇位継承の筆頭だったが、現在は出家しており、明鏡院院主として表向きは弟と対立しつつ、実際の兄弟仲は良い。 大紫の御前(おおむらさきのおまえ) 金烏の皇后「赤烏」。南家出身者で浜木綿の叔母。度々、若宮の謀殺を企む。 仮名は「夕蝉」。真名は高子。 藤波の宮(ふじなみのみや) 奈月彦の同母妹。内親王。 東家の浮雲の君に養育されていた影響からか、その娘のあせびの君とは姉妹同然の間柄。実兄の奈月彦に恋情を抱いていたが、諦めて姉と呼び親しむあせびを桜の君に推していた。 路近(ろこん) 長束の護衛であり、明鏡院所属の神官。本名は南橘の路近(みなみたちばなのみちちか)。 澄尾(すみお) 若宮の護衛筆頭を務める山内衆。 捺美彦(なつみひこ) 金烏代。長束と奈月彦、藤波の宮の父親で、大紫の御前と十六夜の夫。
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