安泰期の活動、他社作品の登場
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「サイレンス (ゲーム会社)」の記事における「安泰期の活動、他社作品の登場」の解説
『VIPER』シリーズのヒットによりソニアをメインブランドとして位置付けた後、1996年には南荻窪へ移転して自社ビル「SSビル」を設立し、吉祥寺では傘下に置いたゲームショップ「MIC吉祥寺」を自社直営ショップ「ソニアショールーム」へとリニューアル。ショールームで自社製品やその関連グッズの展示販売を行う一方、関連グッズを自社製品の販売に力を入れてくれているメッセサンオーなどの大手ショップへも卸すことで、二次収入を幅広く得ることにも成功する。後には、ブロッコリーの主催イベント「パソコンゲームフェアJACOM」への出展やコスパとのコミックマーケット共同出展を果たしたり、東京や大阪でソニアのみの新作発売記念イベントを開催するなど、表向きの人気と景気は安泰の時期を迎えていた。 しかし、OS市場がMS-DOSからWindows 95へ完全移行し、更には次期バージョンのWindows 98の姿も見えてくるに従って、一般家庭用PCの性能も急速に向上。標準VGAサイズのムービーでも安定して手軽に再生できるスペックのPCが幅広く普及したことにより、『VIPER』シリーズの冠でもあるキャッチコピー「HYPER ANIMATION SERIES」(ハイパーアニメーションシリーズ)の存在意義は、皆無に等しいものへとなっていく。また、海月製作所の『パワースレイブ』や『ラブ・エスカレーター』など、他社にもサイレンス同様に現役アニメーターもしくはそれに準ずる技能を持った原画マンや、SGSに迫る描画エンジンを開発・運用できるプログラマを起用してセックスシーンをアニメで描く作品が登場し始めたこともそれに拍車を掛けた。
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