宇部店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 11:06 UTC 版)
旧「宇部井筒屋」の店舗。国道190号(常盤通り)沿いに建つ地上4階・地下1階の建物で、1977年に完成。1989年のリニューアルで無印良品やベネトンショップなどのブランドを導入し、1993年には店舗増床および駐車場ビルを増築。年間売上高は1994年(平成6年)にピークとなる72億円に達した。 2006年に大規模改装を行い食品売場を地階から1階にも拡大。2008年(平成20年)、ちまきやの店舗運営を引き継ぐため社名が変わり、山口井筒屋宇部店となった。 2010年(平成22年)時点では宇部店単体で黒字経営となっていた[要出典]が、売上減少が続いたことで2016年度(平成28年度)には経常赤字となり、2017年度(平成29年度)には年間売上高が28億円に減少。将来の収益改善の見通しが立たない中、建物老朽化による維持運営コストの増加が見込まれるため、宇部店は2018年12月31日をもって営業終了し、経営資源を山口店に集中させることとなった。 営業終了後も外商機能は維持し、先述通り2019年3月20日に宇部市内の商業施設「ゆめタウン宇部」にサテライトショップが開設された。 跡地は2019年2月に宇部商工会議所が取得すると発表されたが、3月開催された臨時議員総会で議案が否決され白紙に戻った。替わって宇部市が、商工会議所有志による約1億3600万円の寄付金をもとに跡地取得の交渉に乗り出し、5月27日に宇部市への売却が発表された。その後、株式会社にぎわい宇部が宇部市より委託運営を受け2019年7月20日、1階に暫定店舗「常盤町1丁目スマイルマーケット(愛称=トキスマ)」をオープンした。同年11月には宇部市が基本方針を公表、複合施設に改修することとなり民間3社の提案を受けて2020年6月にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と連携協定を締結したが、同年9月に市議会で設置条例案が否決された。「トキスマ」は当初、2022年3月までの営業を予定していたが、店舗の冷房設備からフロンガスが漏れていた事がわかり、修理に多額の費用が見込まれることから予定を繰り上げ2021年6月29日に閉店した。
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