宇宙鶴 ローラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 07:27 UTC 版)
「ウルトラマンレオの登場怪獣」の記事における「宇宙鶴 ローラン」の解説
第30話「怪獣の恩返し」に登場。 「宇宙一美しい」と言われている怪獣。マグマ星人の求婚を嫌がって地球へ逃れるが、その執拗さに手傷を負わされる。マッキー3号に乗ったゲンに間一髪のところを救われた後、自転車屋のシンジ親子に足に刺された針を抜いてもらい、その恩を返すために星村かな子という人間の女性の姿になって自転車屋に現れ、押しかける形で従業員となる。夜な夜な自分の羽で風車を作り、その風車は「自転車の前部につけるとスピードが出る」と、子供たちの間で人気になる。しかし、その風車を持つ子供が次々とマグマ星人に襲われていることをゲンから知らされ、宇宙へ帰る決心を固める。半ば自分から正体を明かすような形でシンジ親子に別れを告げ、帰途につく直前には再び現れたマグマ星人に襲われるがレオに救われ、シンジ親子に見送られながら宇宙へ帰る。その際、シンジ親子のもとに多くの風車を残していく。 前述のように義理堅く善良な性格であるが、翼から猛毒を含んだ針を無数に放てるなど、かなり高い攻撃力を持つ。また、レオとは旧知の間柄だったらしく、互いに正体を一目で見抜く。 出演(星村かな子):桜井浩子 デザインは木目憲悟。デザイン画では美しく優雅な雰囲気であったが、造形では怪獣感のあるワニのような面相となった。桜井は監督の満田かずほから「鶴の恩返しのような可憐でかわいそうな役」と説明されていたが、実際のローランは前述のような姿であったため、憤慨したという。 自転車屋のシンジを演じた黒部進は、桜井と『ウルトラマン』でハヤタ隊員とフジ隊員として共演した間柄である。これにちなみ、2008年の映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では、2人が演じるパラレルワールドのハヤタ夫妻(フジ・アキコは改姓してハヤタ・アキコ)が自転車屋を営んでいるという設定になっている。 『ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシー☆デイズ』では、マグマ星人の持つ写真と回想シーンのみの登場。マグマ星人とは友人関係のようだが、恋愛感情をもたれており心細くなったマグマ星人からメールが100件ほど送られてくるなど、少々困らされている模様。
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