宇宙戦争1943
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「宇宙戦争 (横山信義)」の記事における「宇宙戦争1943」の解説
1942(昭和17)年、火星人はユーラシア大陸、アメリカ大陸の広範囲に展開しその勢力を拡大しつつあった。一方地球側も「地球統合軍」設立に向けて動き始めていたが、国家間の相互不信から協力関係の構築が出来ない状況になっていた。 そんな中、「対火星人情報局(IAM)」がボルネオに火星人の重要施設がある可能性大と報告。10月、日米連合軍がボルネオ防衛の拠点の1つとなっているフィリピン・ルソン島への反攻作戦を開始した。しかしトライボットの待ち伏せ、米軍の日本軍への不信、さらには新たに出現した飛行するトライボットによる攻撃によって「陸奥」「加古」「古鷹」沈没などの損害を出して敗退した。 反攻作戦の失敗によって各国間の相互不信は頂点に達し、統合軍設立は瓦解の危機に陥った。それを払拭するべく、東条英機首相らが渡米し首脳会談で真珠湾攻撃に関する情報を開示し日米間の不信を解消する事に成功した。そして1943(昭和18)年4月、新兵器を携えた日米連合軍による第2次ルソン反攻作戦を開始。「三式弾乙型」による電波妨害、陸上機であるP-39によるFS迎撃、VT信管付き砲弾による砲撃により「ノースカロライナ」「ブルックリン」「ナッシュビル」「サンタフェ」沈没などの犠牲を出したものの戦闘に勝利しルソン島の奪回に成功した。 6月1日、地球統合軍が正式に発足。全世界の軍事力を結集した戦争体制の確立が成立した。しかし同じ頃、パロマ天文台から3年以内に地球に到達する人工天体群の存在が報告された。
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