学生用住居
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 18:23 UTC 版)
「ヴァンダービルト大学」の記事における「学生用住居」の解説
一般的にヴァンダービルト大学の学生はキャンパス内の寮に住むことになっている。デイヴィッドソン郡で親戚と同居、健康上の理由、婚姻者および理由のある4年生の場合は除く。新入生から4年生まで約83%の学生が現在キャンパス内に住んでいる。その他の大学生は大学院生やプロフェッショナル・スクールの学生同様キャンパス外に住んでいる。 ヴァンダービルト大学の学生生活はすなわちキャンパス・ライフである。 しかしながらキャンパス内の住居システムは急速に変化している。2002年、大学運営側より中庭を囲むタイプの現在の学生寮の構造から寄宿生大学の新しいタイプの『大学ホール』プランが発表された。カリフォルニア工科大学、コーネル大学、ハーバード大学、ライス大学、イェール大学も同様の形態を採っているこの大学ホール・システムは学生と職員が同じ住居で勉強部屋、喫茶店、洗濯施設、店舗などこの建物で生活のほとんどが行なえる施設である。この計画は現在進行中で20年以内に完成する予定である。 大学ホール・システムの第一段階は、全ての新入生が入居するピーボディのキャンパスにある10軒の学生寮ザ・コモンズである。ここで統一されたあるいは統一される生活上の経験を学ぶことが望まれた。うち5軒が改装され、さらに5軒が新しく建てられた。新しい学生寮のうち2軒はLeadership in Energy and Environmental Design (LEED)の銀認証に、新しいコモンズ・ダイニング・センターは金認証に認定され、ヴァンダービルト大学はテネシー州内で米国グリーンビルディング協会に認定された唯一の大学となった。大学は最終的に全ての新しい学生寮と改装された学生寮のうち1軒がLEEDに認定されると予見している。コモンズの建設計画は総額1億5千万ドルを越えると見込まれる。 大学陣営は学生がキャンパス内の学生寮に住むことで教授との交流、学術的向上、人間関係の構築により良い効果をもたらすと考えている。 2012年5月、キッサム学生寮に着工し、2学部の上級生2年生から4年生まで約330名がここに住み、職員がこの寮をリードしていく予定である。各学部が2つの寮に分かれ、卒業生のフェローによりリードされる。ウエスト・エンド通りと21番通りの交差点近くのキッサム・カードラングルの6軒は2学部のための軽食堂、教室、事務所、会議室などに連結するために取り壊される。 ゼポス学長主導のこの1億1,500万ドルの計画は2014年秋に完成予定である。この資金は全て寄付と学内財源でまかなわれる。
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