大陸軍の階級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 05:10 UTC 版)
「大陸軍 (フランス)」の記事における「大陸軍の階級」の解説
「大陸軍軍人一覧」も参照 封建制度や他の君主政治の時の軍隊とは異なり、大陸軍の昇進制度は社会的な階級や富よりも能力に重点をおいて成された。ナポレオンは彼の軍隊が実力社会であることを欲し、どの兵士でもその生まれによらず、成した業績によって(もちろん、彼らがあまりに高く、あるいはあまりに急速に昇進していなければ)指揮官の最上級まで急速に上り詰めることができた。概してこの目的は達せられた。 その能力を発揮できる場を与えられれば、能力のある者は数年間で頂点まで辿り着けた。他の軍隊であれば数十年掛かったであろう。身分の低い兵士ですら彼の軍嚢に元帥杖を持てるといわれた。下の表は現在の米陸軍と対照した階級のリストである。またギャラリーには頂点まで登った人物を示す。なお、当時のフランス軍では1788年に准将(仏:Brigadier des armées du roi)が廃止されたため、将官は少将と中将の二階級のみである。 大陸軍の階級現代の米陸軍で相当する階級帝国元帥 (Maréchal d’Empire) 元帥 (General of the Army) 中将大将(Colonel-Général) 上将(Général en chef) (Général de division) 少将大将(General) 中将(Lieutenant general) (Major general) 少将 (Général de brigade) 准将 (Brigadier general) 将軍副官 (Adjudant-commandant) 大佐 (Staff Colonel) 大佐 (Colonel) 大佐 (Colonel) 二等大佐 (Colonel en second) 中佐 (Senior lieutenant colonel) 中佐 (Major) 中佐 (Lieutenant Colonel) 二等中佐 (Major en second) 少佐 (Senior Major) 少佐 (Chef de bataillon または Chef d'escadron) 少佐 (Major) 副官勤務大尉 (Capitaine adjudant-major) 大尉 (Staff Captain) 大尉 (Capitaine) 大尉 (Captain) 中尉 (Lieutenant) 中尉 (First Lieutenant) 少尉 (Sous-lieutenant) 少尉 (Second Lieutenant) 准尉 (Adjudant) 准尉 (Chief Warrant Officer) 准尉 (Adjudant sous-oficier) 准尉 (Warrant Officer) 曹長 (Sergent-major または Maréchal-des-logis-major) 曹長 (Sergeant-Major) 軍曹 (Sergent または Maréchal des logis) 軍曹 (Sergeant) 給養係伍長 (Caporal-Fourrier または Brigadier-Fourrier) 中隊書記/補給係軍曹 (Company clerk / supply Sergeant) 伍長 (Caporal または Brigadier) 伍長 (Corporal) 兵士 (Soldat) または騎兵 (Cavalier、英:Cavalry) または砲兵 (Canonnier、英:Artillery) 一等兵 (Private) ジャン=バティスト・ベルナドット ルイ=アレクサンドル・ベルティエ ルイ=ニコラ・ダヴー ジャン・ランヌ ジャック・マクドナル オーギュスト・マルモン アンドレ・マッセナ ジョアシャン・ミュラ ミシェル・ネイ ユーゼフ・ポニャトフスキ ニコラ=ジャン・ド・デュ・スールト ルイ=ガブリエル・スーシェ
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