大正元年製の増備車(名鉄モ70形)
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「瀬戸電気鉄道テ1形電車」の記事における「大正元年製の増備車(名鉄モ70形)」の解説
1912年(大正元年)から1913年(大正2年)にかけてテ13 - 22の10両が名古屋電車製作所で新製された。基本設計は以前のグループとほぼ変わりはないが、本グループから前照灯が窓下に2灯取り付けられた。これは後のグループにも引き継がれ、瀬戸電の単車を印象付ける部分となった。なお、テ13 - 16は当初37PS主電動機を1基搭載とされたが、テ17以降は同主電動機を2基搭載し、1922年(大正11年)にテ13 - 16についても主電動機の増設が施工された。 テ13は名鉄に引き継がれることなく廃車となり、他の9両は1941年の改番によりモ10形(初代)11 - 19と改称・改番された。このうちモ11 - 13は1947年(昭和22年)に廃車となって、残るモ14 - 19の6両は1949年(昭和24年)に岐阜市内線へ転属し、同時にモ70形70 - 75と改称・改番された。なお、同時期には客用扉新設の他、前照灯が1灯化されて屋根上に移設されている。 その後、岐阜市内線の車両近代化に伴い、1963年(昭和38年)にモ74が、翌1964年(昭和39年)に残り5両がそれぞれ廃車となった。
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