堺の黄金【サカイノオウゴン】(草花類)
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登録番号 | 第3950号 |
登録年月日 | 1994年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | はなしょうぶ | |
登録品種の名称及びその読み | 堺の黄金 よみ:サカイノオウゴン |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 前田正高 | |
品種登録者の住所 | 大阪府堺市材木町東4丁2番24号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 前田正高 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「キショウブ」に「曲水の詩」(ハナショウブ)を交配し,得られた種子に放射線照射を行なって育成されたものであり,花は三英,垂れ咲で,花色は明黄の花壇,鉢植え向き中輪花である。 草型は直立,草丈は高,茎の太さはやや太,長さは長,色は緑,節間長は長である。葉の全体の形は長刀形,先端の形は内曲,垂れ具合は1/4 以下,葉身長は長,幅は太,新葉の色は緑,成葉の色は濃緑である。花形は垂れ咲,花の重ねは三英,大きさは中,外花被及び内花被の花色パターンは単色,脈の明瞭度は不明瞭である。外花被の全体の形は卵形,先端の形は鈍形,基部の形は円形である。内花被の全体の形は円形,先端の形は鈍形,基部の形は鋭形である。内花被の角度は斜上,花被のよじれは無,波打ち及び反転は弱,外花被の長さはやや長,幅はやや広,内花被の長さ及び幅は中である。外花被の地色は明黄(JHS カラーチャート2506),内花被の地色は明黄(同2505),目の大きさは中,色は濃黄,花被表面の弁質は平滑である。花柱の形は整形,ずい片の大きさは中,先端の切れ込みは少,雄ずいの発達は正常,花糸の色は浅黄,葯の色は藍である。茎頂につく花数は5,1花茎につく花数は10以上の極多,開花の早晩はやや早である。 「愛知の輝」と比較して,草丈が高いこと,成葉の色が濃緑であること,外花被の地色が明黄であること,1花茎につく花数が多いこと等で,「みどりば黄金」と比較して,草丈が高いこと,葉の先端の形が内曲であること,外花被の地色が明黄であること,1花茎につく花数が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(大阪府堺市)において,昭和56年に「キショウブ」に「曲水の詩」(ハナショウブ)を交配し,得られた種子に放射線照射を行い,その実生苗の中から選抜し,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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