堺の紅一点【サカイノコウイッテン】(草花類)
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登録番号 | 第4143号 |
登録年月日 | 1994年 11月 22日 | |
農林水産植物の種類 | はぼたん | |
登録品種の名称及びその読み | 堺の紅一点 よみ:サカイノコウイッテン |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 前田正高 | |
品種登録者の住所 | 大阪府堺市材木町東4丁2番24号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 前田正高 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「だいこん(錦赤丸だいこん)」に「はぼたん(紅冠1号)」を交配 して得られた実生の自殖種子にγ線を照射しては種,その実生から選抜した個体に 「紅冠1号」を戻し交配し,さらに選抜系を交配した実生の中から選抜して育成され たものであり,株の直径は大きく,着色葉が濃紫赤で花壇用及び鉢物用の栄養繁殖性 の品種である。 草丈は低,株の直径は大,着色葉が株の直径に占める割合は中である。外葉の形は 羽状,葉縁の波打ちの程度は中,中ろくの断面の形は半円,葉柄長は短,色は灰緑+ 濃紫である。着色葉の形は羽状,葉縁の波打ちの程度は中,葉縁の切れ込みの深さの 程度は深,粗密は極密,中ろくの断面の形は半円,葉柄長は短である。着色葉の中心 部の主たる色及び外緑の色は濃紫赤(JHS カラーチャート9707)である。着色の時期 は晩,抽苔の時期は中である。 「初陽」及び「 F1紅かもめ」と比較して,外葉の形が羽状であること,着色葉の 形が羽状であること,着色葉の葉縁の切れ込みの粗密が極密であること,着色葉の中 心部の主たる色及び外緑の色が濃紫赤であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和58年に出願者のほ場(大阪府堺市)において,「だいこん(錦 赤丸だいこん)」に「はぼたん(紅冠1号)」を交配して得られた実生の自殖種子に γ線を照射しては種,その実生から選抜した個体に「紅冠1号」を戻し交配し,さら に選抜系を交配した実生の中から選抜したものである。以後,増殖を行いながら特性 の調査を継続し,平成2年にその特性が安定していることを確認して育成を完了した ものである。 なお,出願時の名称は「堺の赤頭巾」であった。 |
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