土地利用の現況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 03:58 UTC 版)
古くは飛鳥時代から蛸草村などにおいて耕作が始められ、江戸時代には、野谷新村、蛸草新村、印南新村の新田開発が行われ、農地と集落が形成されてきた。また、この過程で農村水利の確保のため多くのため池が築造された。従って、地域の大半は農地、ため池の農業的土地利用で占められている。ほとんど全域が市街化調整区域である。地域の大部分が農業振興地域で農用地区域の指定も多い。この辺りの農地の多くは、淡山疏水完成後に開墾されるか、畑地から水田化された。圃場整備事業等による農業基盤が進められてきた結果、現在は整備完了後の整然とした美しい農地が広がっている。また、農村総合整備モデル事業により、農道・集落道及び公園などの生活関連施設の整備も進められてきた。北部の三木市に隣接する4 つの区域には工場が立地しているが、いずれも2005年に特別指定区域としての指定が行われ、下草谷西地区は既存工場の用途変更区域・流通業務施設区域、下草谷中地区及び下草谷東地区は既存工場の用途変更区域・資材置き場等の区域、草谷北地区は既存工場の用途変更区域となっている。また、南部の天満地域内の市街化区域に隣接する区域には既存工場の立地もみられ、全体構想の中でも示されている新たな工業ゾーンの拡大地として位置づけられる。また草谷川沿いの河岸段丘の斜面には保全区域として位置づけられる一定の広がりを有する樹林地が広がっている。
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