嘘で固めた人生とは? わかりやすく解説

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嘘で固めた人生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 22:37 UTC 版)

ジャン=クロード・ロマン」の記事における「嘘で固めた人生」の解説

ジャン=クロード・ロマンジュラ県ロン=ル=ソーニエ裕福な家庭生まれリヨン大学医学部進学した当時、同じ医学部にいたフロランスという女性交際していたが、ある日女か別れ告げられてしまう。その時ショックがもとで大学進級試験失敗し落第してしまった。その後離れて暮らす母親から「進級試験には受かったのか」という電話入ったが、ロマンはこの時つい「試験にはちゃんと受かった」と嘘をついてしまう。 その後ロマン順調に進級しているふりをして友人たちと同じ講義出席し続けた。本来卒業となるべき年に達したとき、就職先友人尋ねられロマン医学会の最高峰であるWHOに決まった大嘘をつく。この嘘を利用してかつての恋人フロランスと再び交際始め、やがて結婚二人の間には娘キャロリーヌと息アントワーヌ誕生したロマンその後長年渡りあの手この手でWHO医師身分詐称し続ける。フランスアン県プレヴザンにある自宅から毎日国境越えてスイスジュネーヴにあるWHO本部通っていた。本部には図書館銀行旅行代理店併設されており、図書館読書をして医学知識を身につけたり銀行給料とされる金を引き出したり、旅行代理店家族旅行へ行く際のチケット購入していた。こうしたさまざまな偽装工作により、家族親戚友人たちからの信用得ており、また、何かと理由をつけて妻にはWHOに電話することを固く禁じていた。 ロマンは嘘をつき始めてからずっと、いかなる職にも就いておらず、暇な時間には喫茶店雑誌新聞読んだり、森林散歩して過ごしていた。生活に必要な金は主に詐欺行為によって得ていた。両親親戚から「スイス銀行運用すれば利益になる」といって大金預かり、そこから毎月の「給与」を引き出していた。児童心理カウンセラー女性不倫関係となり、彼女に投資の話を持ちかけて金を騙し取ったこともある。

※この「嘘で固めた人生」の解説は、「ジャン=クロード・ロマン」の解説の一部です。
「嘘で固めた人生」を含む「ジャン=クロード・ロマン」の記事については、「ジャン=クロード・ロマン」の概要を参照ください。

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