営業所・営業路線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 15:40 UTC 版)
営業所は、都内5か所、埼玉県内6か所の計11か所があり、それぞれ車庫を併設している。2010年まで一部の営業所において、西武自動車への管理委託が行われていた。 東京都区内には、練馬、上石神井の2営業所がある。都区内での運行は、1949年の大泉営業所(現:大泉整備工場)の設置により本格化し、次いで1951年には練馬営業所を設置した。練馬営業所は目白通り沿いの練馬区役所の東北向かい方に位置したが(「練馬旧車庫」と呼ばれていた時期があった)、昭和40年代には南田中に移転した。大泉営業所は石神井台の富士街道と旧早稲田通りの交差点付近に移転し、上石神井営業所となった。都区内では長らくこの2営業所にて分担されてきたが、2005年6月16日に高野台営業所が開設され、上石神井営業所が担当していた石神井公園駅発着路線の一部の移管を受け営業を開始した。所在地は練馬区高野台1丁目で、当初は伊豆箱根鉄道の観光バス営業所敷地内に併設される形となっていたが、のちに伊豆箱根鉄道は同地より一旦撤退している。2011年5月16日に高野台営業所は練馬営業所へ統合され、跡地に西武観光バス練馬営業所が移転し、6月には再び伊豆箱根バスの東京練馬営業所が設置された。 多摩地域には、滝山、小平、立川の3営業所と西原の1車庫がある。かつては田無駅前に田無営業所が置かれていたが、駅前再開発のために廃止され、代わって1994年6月に田無市(現・西東京市)郊外の西原町に滝山営業所西原車庫が開設された。旧田無営業所の路線の大半は同車庫に、残りは上石神井営業所(主として保谷駅発着路線)と滝山営業所に引き継がれている。滝山営業所の本車庫は東久留米市下里にあり、近隣の滝山団地の入居に合わせて1968年に設置されたものである。また、立川営業所は1996年に小平営業所に一旦統合され、跡地は立川案内所とニッポンレンタカーの営業所となっていたが、西武自動車への管理委託を行う関係で2002年4月に再開した。 埼玉県内は、新座、所沢、大宮、川越、狭山、飯能の6営業所である。新座営業所は、清瀬駅北口にあった清瀬営業所を、駅前再開発の関係で1992年12月24日に移転したものである。新座営業所では、前乗り先払い方式と後乗り整理券方式の路線が混在するため、車両も両方に対応できるようになっている。所沢営業所は本社に一番近い営業所で、所沢駅近傍にあったが、2009年5月15日に下富へと移転し、用地の一部を折返場などで利用している。大宮営業所は一般路線バスのほか、観光バス、高速バスも配属される。狭山営業所はもともと狭山台(現:西武観光バス狭山営業所の場所)にあったが、1994年3月に川越営業所に統合されたのち、2002年9月に狭山市柏原に新たに設置された。また、かつては東京都青梅市日向和田に青梅営業所があり、飯能駅北口に狭山営業所飯能支所があったが、これらを統合し移転開設したのが現在の飯能営業所である。 営業所最寄りの停留所名はさまざまであるが、営業所が他社との競合エリア内にある場合や、他社が同名の営業所を設けている場合、社名を冠したりより狭い範囲を示す地名を使用して区別する場合がある。たとえば、練馬営業所の最寄停留所は「南田中車庫」、大宮営業所・上石神井営業所の場合は「西武車庫前」であるが、いずれも他社が同一行政区内に同名営業所を設けている。なお、公式ホームページ上では「西武車庫前(大宮営業所)」と「西武車庫前(上石神井営業所)」と表記されている。練馬区内には都営バス練馬支所最寄りバス停は「練馬車庫」(行先表示は「練馬車庫(桜台)」)、国際興業バス練馬営業所(最寄りバス停・行先表示共に「練馬北町車庫」がある。また、立川営業所前には立川バスの路線も複数走っているため、最寄り停留所は「西武バス立川営業所」(廃止されていた期間は「西武バス立川案内所」)としている。川越営業所がかつて本川越駅脇に車庫を構えていたのを、現在地(川越市南台)に移転した際に最寄り停留所名を「川越営業所」として以来、従来「○○車庫」としていた停留所名を「○○営業所」と変更した例がいくつか見受けられる。
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