名物の炊き出し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 03:29 UTC 版)
「石原プロモーション」の記事における「名物の炊き出し」の解説
石原プロは撮影用の車やバイクなどのほかに、餅つき機や3,000人分の炊飯ができる炊事器などを所有しており、関連イベントで炊き出しをするのが恒例となっていた。小林正彦が自ら調理して所属俳優が料理を配るのも人気の一つであり、カレー、赤飯、豚汁、おはぎ、雑煮など種類も豊富である。「炊き出しカレー」が市販されていた。 1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)では、被災地の兵庫県芦屋市で、渡と実弟の渡瀬恒彦が焼きそばの炊き出しを行った。 2006年4月12日放映の『愛のエプロン3時間スペシャル』(テレビ朝日)では、渡をはじめとする所属俳優が料理を披露。2007年1月1日放映の『SMAP×SMAP』(関西テレビ・フジテレビ)の料理コーナー「BISTRO SMAP」に渡、舘、神田、徳重の4人が出演した際には、過去のイベントでの炊き出しの模様を記録したプロモーションビデオの存在が明らかになり、「THE 炊き出し PART4」なるビデオの一部が紹介された。その中で舘は「ただ、俳優のプロモーションビデオはひとつもない」とも明かしている。 2008年11月12日放送の『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日)では、徳重聡が都内にある石原プロの倉庫を紹介した。この際、動態保存された多数の劇用パトカー等と共に炊き出しに使う鍋なども紹介されたが、珍百景としては登録されず。 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、トラック28台を連ねて被災地の宮城県石巻市を訪れ、渡・舘らが4月14日から20日までの一週間、カレーや焼きそば、おでん、ぜんざいなど豊富な炊き出しを行った。この炊き出しでは、被災地・被災者とは関係無い一般の石原プロファンが多数来場し、道路渋滞が発生した事で苦情が出たとの報道が一部でされた。 2011年9月7日から6日間、東京・日本橋髙島屋屋上で行われた催事・大東北展では、「屋上げんき食堂」を特設し、売上金全額は日本赤十字社を通じて被災地に寄付した。またレトルト食品(炊き出しカレー、とん汁、おでん、ぜんざい)として一般販売もされた。 2017年に石原裕次郎記念館が閉館したことや渡本人の意向に伴い、同記念館の倉庫にあった炊き出し用具を全て処分しており、また人員の問題や高齢化もあって、2016年の熊本地震被災地で実施したのを最後に炊き出しは終了した。
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