名古屋の伝統校 SSK
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 00:28 UTC 版)
「名古屋嬢」と呼ばれる若い女性は、もともとは名古屋のお嬢様学校である伝統校の椙山女学園・愛知淑徳学園・金城学院のローマ字の頭文字を取って「SSK」と呼ばれる、女子教育を主とする3つの私学、幼稚舎・中学高校からの大学在校生やその卒業生を指すものであった。SSKの同窓生は母親、祖母、曾祖母の代から卒業生という家系が少なからずあり、3代4代と続いてSSKの附属から大学までの出身者の場合がある。 SSKは明治時代に創立され、今日まで継続して上品なイメージと学力レベルを保っている名古屋市内で最も古い女子校であり、ミッション系の金城学院を筆頭に120年から135年ほどの歴史を持つ。「金城」というのは「名古屋城」のことである。現在では国立大や有名私立大へ外部進学する才女も数多くみられ、各方面で活躍。愛知淑徳学園に関しては医歯学部受験進学クラスや、海外留学や英語に特化したクラス選択もあり外部進学者が学年の半数以上いる進学校となっている。椙山女学園は100年前に日本初のオリンピック女子金メダリストを輩出していることに誇りを持ち、勉強だけでなくスポーツや情操教育にも力を入れたバランスを重視し、内部進学者が最も多い。 SSKの大学は、偏差値はそれほど高くはないが、長年の地元大企業との繋がりや信頼も厚く、就職希望者の就職率はほぼ100%に近い名古屋特有のブランド校である。そのような安定感こそが、名古屋嬢を生み出す背景となっている。
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