名前の由来と作者との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 14:19 UTC 版)
「岸辺露伴」の記事における「名前の由来と作者との関係」の解説
名前の「露伴」は語感から小説家の幸田露伴より拝借したもの、姓の「岸辺」は「地名か何かからとったが深い意味はない」という。また、『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』では「両親が付けてくれた名前で―『露』ははかなきもの―そして『伴』はともにすごす―という意味」との解説がある。 スタンド名の由来はアメリカのフォーク/ロックシンガーボブ・ディランの楽曲「天国への扉」(原題"Knockin' on Heaven's Door")。 また荒木にとっては、露伴は色々な条件の場所に取材に行かせられるキャラクターなので(=杜王町の外を舞台にすることも可能で)便利であるとコメントしている。 漫画家のキャラクターということもあり、荒木飛呂彦が自身を投影したキャラクターと捉えられがちだが、荒木本人はそのことに関しては否定しており、荒木にとって「漫画家としての理想の姿」であると明言している。このほかに、キャラクターには映画『ナインスゲート』の登場人物、ディーン・コルソも参考にされていることも明かされている。また荒木は「岸辺露伴とイメージをダブらされているらしく、初めて会う人に身構えられてしまうことが悩み」と語っている。 2012年に開催された原画展『荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町』で販売された『杜王新報 特別版』には、「荒木飛呂彦と岸辺露伴の対談」という形式の記事が収録されている。 集英社新書の荒木の著書の「帯」には、露伴のイラストが描き下ろされている。帯といっても、新書の縦3/5ほどのサイズを占める大きなもの。『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』『荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟』『荒木飛呂彦の漫画術』バージョンが存在する。特に『ホラー映画論』では吸血鬼露伴となっている。
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