名前の由来と伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/28 01:47 UTC 版)
「カンカンムロ横穴群」の記事における「名前の由来と伝承」の解説
昔、厳島山に弁財天が祀られていた。ある時、結婚を控えた若者が、挙式に用いる碗や膳が足らず、困って弁天に祈ったところ洞穴(横穴墓?)の中から何者かの声がした。食器を借りたいと柏手を打って願うと「翌朝取りに来い。」と言われた。翌朝若者が見に行くと声のとおり碗と膳があった。若者は借りた食器を返したが、この出来事は評判となり食器を借りる者が相次いだ。しかしある男が借りた食器を返さずしまい込んだところ、食器はいつの間にか消えさり、それ以後、どんなに頼んでも洞穴から食器が現れることはなくなり、柏手をしても「カンカン」と空しい音が響くだけになり「カンカンムロ」と呼ばれるようになった。
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