吉備津神社の鳴釜神事とは? わかりやすく解説

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吉備津神社の鳴釜神事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/10 02:46 UTC 版)

鳴釜神事」の記事における「吉備津神社の鳴釜神事」の解説

神社には御釜殿があり、古く鋳物師である阿曽郷(現在の岡山県総社市阿曽地域住所では同市東阿曽および西阿曽地域相当する)から阿曽女(あそめ、あぞめ。伝承では「阿曽の祝(ほふり)の娘」とされ、いわゆる阿曽地域在す神社における神職の娘、即ち巫女とされる)を呼んで神職と共に神事執り行った。現在も神職と共に女性奉祀しており、その女性を阿曽女と呼ぶ。 まず、釜で沸かし神職祝詞奏上阿曽女が米を釜の蒸籠(せいろ)の上入れ混ぜると、大きな炊飯器ボイラーがうなる様な音がする。この音は「おどうじ」と呼ばれる神職祝詞読み終える頃には音はしなくなる。絶妙なバランス不思議さをかもし出すが、この音は、米と蒸気等の温度差により生じ熱音響効果よばれる現象考えられている。100ヘルツぐらいの低い周波数振動が高い音圧伴って1mmぐらいの穴を通るとこの現象起きるとされ、家庭用ガスコンロでも鉄鍋蒸篭使って生米を蒸すと再現できる。現在、この現象利用して廃熱利用したラジエーター作れないか研究中である。 吉備津神社には鳴釜神事起源として以下の伝説伝えられている。吉備国に、温羅(うら)という名の鬼が悪事働いたため、大和朝廷から派遣されてきた四道将軍一人吉備津彦命首を刎ねられた。首は死んでうなり声をあげ続け食わせて骸骨にしてもうなり続け御釜殿の下に埋葬してもうなり続けた。これに困った吉備津彦命に、ある日温羅夢に現れ温羅の妻である阿曽郷の祝の娘である阿曽媛に神饌を炊かしめれば、温羅自身吉備津彦命使いとなって吉凶告げよう答え神事始まったという。

※この「吉備津神社の鳴釜神事」の解説は、「鳴釜神事」の解説の一部です。
「吉備津神社の鳴釜神事」を含む「鳴釜神事」の記事については、「鳴釜神事」の概要を参照ください。

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