合格証書及び免状授与
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 15:16 UTC 版)
「日本教育書道連盟」の記事における「合格証書及び免状授与」の解説
合格証書教育部及び一般部試験合格者には、検定試験合格証書が与えられる。 証書には、受験回・証書番号・合格段級位及び一般部については科・名前(教育部である場合はその旨)・合格を証する文面・認定日・認定者が記載される。認定日は必ず30日である。(年・月は墨字であるが、「三十」は印刷である為。) 合格証書の飾り枠が、級位は銀色、段位は金色となる。 保留通知継続受験者の不合格は、「保留(現在段級保留)」となり、通知書が交付される。通知書の文面にもある通り、保留の理由や採点結果等については一切触れられず、また提出作品について添削もないため、単に保留となった事実と一般的な審査基準が記載されているのみである。 師範認定書・看板の交付連盟の定める申請資格を有する者は申請を行うことにより師範等認定を受けることができる。認定を受けると、師範認定書(又は教授認定書)を授与される。申請は有料で、認定を受けると連盟公認の教場を(教室)を自ら開くことができる。申請資格を満たした後、原則として1年以内に申請する必要がある。試験は課さない(無試験)という形を取っているが、技量確認として般若心経を一巻浄書して提出する必要がある(事実上の試験)。般若心経の浄書が規定の技量に満たないと交付保留となり、申請が受付されない。なお、連盟検定試験教育部の三段、五段では申請できない。各認定は、科目ごとに申請が必要で、保有する申請基準資格に合致する科の申請に限られるが、複数科に亘る申請基準資格を有していれば、複数科申請も可能である。申請を行うには、連盟の審査会員に入会する必要がある(要年会費)。教授認定の申請基準(科目:漢字・仮名・小字漢字・小字仮名・ペン字の5科)学校又は書塾において5年以上の指導経験があり、かつ下記基準資格のいずれか1つを有していること。 連盟公認審査員 連盟検定試験一般部八段合格者 書道大学専攻科修了者 日本書道美術館展理事又は指定書道展の役員で、規定を満たす者 日本書道美術館展役員で、規定を満たす者 日展入選者 注)教授認定は、基準資格を満たした科のみ申請可能。 一般部師範の申請基準(科目:漢字・仮名・小字漢字・小字仮名・ペン字の5科)学校又は書塾において3年以上の指導経験があり、かつ下記基準資格のいずれか1つを有していること。 全科申請可能資格書道大学大学院修了者 高等学校芸術科書道教員免許状取得者 合格受賞の科のみ申請可能資格連盟検定試験一般部五段合格者 指定書道展の受賞者で、規定を満たす者 日本書道美術館展無鑑査作家又は候補で、規定を満たす者 県展役員 教育部師範の申請基準(科目:毛筆・小字・ペン字の3科)学校又は書塾において1年以上の指導経験があり、かつ下記基準資格のいずれか1つを有していること。 連盟検定試験一般部三段合格者 書道大学卒業者 日本書道美術館展役員等で、規定を満たす者 注)教育部には、漢字・仮名の区別はないので、いずれか片方の科のみで教育部師範を申請することが出来、漢字仮名区別なく指導することが可能である。ただし、毛筆・小字・ペン字は教授、一般部師範同様にそれぞれ独立しているので、各検定試験の三段を取得する必要がある。
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