司祭(神父)と牧師の位置付け・理解の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:25 UTC 版)
「神父」の記事における「司祭(神父)と牧師の位置付け・理解の違い」の解説
以下の対照表は教派ごとに異なる聖職者、教役者の呼称についてのものであるが、そもそも司祭と牧師は位置づけ・理解が異なるものであり、日本語以外の言語でも異なる名称が用いられている。他言語では同じ言葉を使っていても、日本語では教派ごとに別の訳語を用いているようなもの(例: 英語の"deacon"につき、正教会は「輔祭」、カトリック教会は「助祭」、聖公会は「執事」の訳語をあてている)とは違い、例えば英語では牧師は"Pastor"であり、司祭は"Priest"である。Pastorはカトリック教会では主任司祭であることにも、両者について等しい役割を持つ者とは捉えられていないことが表れている。 呼称と役職の教派別対応表教派・組織正教会カトリック教会聖公会プロテスタント学校に喩えると職位/資格司祭 司祭 司祭 (正教師) 教諭 役職管轄司祭 主任司祭 牧師(Rector, Vicar) 牧師(Pastor) 担任 呼称神父 神父 司祭/先生/師/(神父) 牧師/先生/師 先生 ^ 日本基督教団などにおいて。聖職位ではなくあくまで「資格」であり、概念は司祭(Priest)とは全く異なる。 ^ 概念および原語はプロテスタントの牧師(Pastor)とは異なり、一個教会の司牧責任者たる司祭または主教のことを指す。詳細は「牧師#聖公会の牧師」参照。また、大韓聖公会では「牧師(목사)」という語は用いられない。 ^ コンスタンティノープル総主教庁系列などの一部の正教会では輔祭の敬称としても用いられる。 ^ a b かしこまった文書において、名前の後に敬称として付加する。 ^ 諸外国では比較的多く用いられるが、日本では稀(前述)。
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