史上初の2日またぎの試合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 11:59 UTC 版)
「読売ジャイアンツ」の記事における「史上初の2日またぎの試合」の解説
1961年9月7日の対国鉄戦(後楽園)で、史上初めての2日間またぎの試合が行われた。事の発端は延長11回表の国鉄の攻撃。3塁ゴロを捕球した長嶋茂雄がベースを踏んでアウトにしたはずが、2塁走者・土屋正孝の脚が早かった。ところが、アウトと思っていた土屋は三塁コーチスボックスに入っていた砂押邦信監督に促されてホームに向かって走った。これを見た長嶋が土屋を追いかけ三本間で交錯、そこへ長嶋からの送球を受けた捕手藤尾茂が土屋にタッチした。島秀之助球審は一旦はアウトと宣告したものの国鉄側が長嶋の走塁妨害を主張、審判団協議の結果判定が覆ってホームインが認められることになったため、今度はジャイアンツ側が土屋はラインアウトだったと主張するなど両チームが論争になった。更に興奮したファンがスタンドに火を付けたり物をグラウンドに投げ込んだりするなどの行為を行い、2人のファンが公務執行妨害の現行犯で逮捕された。2時間近くの中断の末、土屋のホームインが認められ試合が再開されたのは23時53分で、結果的に試合終了は翌9月8日の0時11分となり史上初の2日間またぎの試合となった。 2日間またぎの試合は直近では2018年9月20日の阪神対広島21回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)において試合開始が1時間遅延した上に雨天中断が絡んで試合終了が翌日の0時03分になった事例があるほか、セ・リーグの大会規定で1990年から2000年に「時間無制限・延長15回・引き分け再試合」という取り決めがあった際は15回フルイニングを戦った結果日を跨いだ事例が数例あった。
※この「史上初の2日またぎの試合」の解説は、「読売ジャイアンツ」の解説の一部です。
「史上初の2日またぎの試合」を含む「読売ジャイアンツ」の記事については、「読売ジャイアンツ」の概要を参照ください。
- 史上初の2日またぎの試合のページへのリンク