台詞からの引用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 07:39 UTC 版)
「ミカド (オペレッタ)」の記事における「台詞からの引用」の解説
第1幕の曲「I am so proud 」の歌詞「A short, sharp shock 」(一時的な厳しい罰)のフレーズは様々な書籍や曲に使われるようになった。ピンク・フロイドのアルバム『狂気』の曲や、政治の声明で最もよく知られている。第2幕の曲の歌詞「Let the punishment fit the crime 」(犯人に見合った罰を与える)はギルバートが作成するずっと前から似たような言葉は存在しており、このコンセプトはしばしば使用され、特にイギリス政治のディベートで言及される。例えばテレビ・シリーズ『私立探偵マグナム』第80話『Let the Punishment Fit the Crime 』。ヒギンズは邸宅で披露する、『ミカド』の曲の指揮の準備をする。このエピソードでは『Three Little Maids From School 』など『ミカド』の使用曲からいくつかの曲が登場する。『Dad's Army 』のエピソード『A Soldier's Farewell 』でも『ミカド』の台詞や曲が登場する。1961年の映画『罠にかかったパパとママ』ではキャンプのリーダーが、双子を離れのキャビンに行かせる前に『ミカド』から引用したフレーズを語る。 プーバーの名は英語で、多くの役職を兼ね横柄で尊大ぶった人物を表す言葉として「pooh-bah 」が使われるようになった。P・G・ウッドハウスの小説『Something Fresh 』でも多くの役職を兼ねている人物がプーバーと呼ばれている。2009年12月、BBCの『Radio 4's Today 』の司会者であるジェイムス・ナウティはSecretary of State for Business, First Secretary of State, Lord President of the Council, President of the Board of Trade, and Church Commissioner などの州の役職、35の閣内委員会や分科委員会に就いているイギリスの政治家ピーター・マンデルソンにプーバーを重ねた。マンデルソンはプーバーを知らなかったが、『デイリー・テレグラフ』の劇場評論家のチャールズ・スペンサーは彼を「英国政界の偉大なるプーバー」と表した。アメリカでは特に、肩書だけは尊大だが権限に限りがある者のことを「プーバー」を呼ぶ。「グランド・プーバー」という言葉は『原始家族フリントストーン』、『ハッピー・デイズ』などのテレビ番組や他のメディアで、フリーメイソン、シュライナー、エルクス・クラブなどでの高い地位の者を表している。
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