古代怪獣 キングザウルス三世
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「帰ってきたウルトラマンの登場怪獣」の記事における「古代怪獣 キングザウルス三世」の解説
第4話「必殺! 流星キック」に登場。 『帰ってきたウルトラマン』初の四足歩行型怪獣。背中の鰭が特徴的で、体表は青い。ウランを常食としている。武器は頭部から生えた2本の角と口から発射する赤い放射能光線。角からは扇状のショック光線を発射するほか、あらゆる攻撃を防ぐカーテン状のバリアーを展開させて身体の周囲を覆えるが、バリアーは横方向にしか展開できないため、無防備のままである真上からの攻撃には弱い。 箱根山中から現れ、スペシウム光線、ウルトラスラッシュ、シネラマショットなどウルトラマンジャックの光線技をバリアーで防ぎきったうえ、角をジャックの左腿に突き刺して敗北させる。その後、第一原子力発電所付近に現れた際には再び現れたジャックと長いにらみ合いを続けてカラータイマーの点滅まで追い込むが、空中高くジャンプして真上から攻撃する流星キックを会得していたジャックに角を蹴り折られ、逃亡しようとしたところを背中にスペシウム光線を受けて倒される。 スーツアクター:遠矢孝信(ノンクレジット) デザインは池谷仙克。デザイン画の時点では頭の角が短く頭が小さめだった。 造形は円谷プロダクションの造形部が担当した。デザインを担当した池谷は、高山が造形したものに比べて動きが良くなかったと述べている。デザイン画の意図を汲んで、地面に後脚が膝をつかないように構造となっており、下駄を前足に履かせていないため、演者は前傾姿勢を取っている。長い首はピアノ線による操演で動かしている。 名前は本来、未制作脚本「呪われた怪獣伝説」(脚本:伊上勝)に登場する予定だった怪獣のもの。同脚本中では「原始怪獣キングザウルスを古代アトランティス人が品種改良した三世」と設定されており、その名称のみが実際の第4話に流用されたため、劇中で必然性のない「三世」の称号が残っている。 脚本では工事現場から出現する場面が存在していた。 第4話の準備稿「怪獣流れ星殺法」では、地底怪獣ゴーモンという名前の怪獣が登場していた。 バリアーは『ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑』では、「フェンス光壁」と命名された。
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