古代イスラエルの失われた10支族とは? わかりやすく解説

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古代イスラエルの失われた10支族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 16:36 UTC 版)

イスラエルの失われた10支族」の記事における「古代イスラエルの失われた10支族」の解説

ルベン族 シメオン族 ダン族 ナフタリ族 ガド族 アシェル族 イッサカル族 ゼブルン族 ヨセフ族エフライム族 マナセ族 失われた10支族とは、古代イスラエル12部族のうちユダヤ民族直系の祖のユダ族ベニヤミン族レビ族除いたものをいう南王ユダの2支族とはユダ族ベニヤミン族で、これにレビ族加えた3部族がユダヤ民族直系の祖となったとされる実際に南王国には2部族でなく3部族が存在したわけだが、上記通りレビ族数えないのが慣例であるため「2部族」と呼び習わしている。 ただし『歴代誌』によるとバビロン捕囚から帰還時点エフライムやマナッセの各部族残存しており、エルサレム住み着いたという。彼らの系譜書かれていないが、同書下巻ユダアサ王統治下の頃、「ユダベニヤミンのすべて、および彼らとともに住んでいたエフライムマナセシメオン人々」というくだりがあるので、この頃にはすでにユダ上記2部族とシメオン族もいたということになる。 なお、バビロン捕囚から帰還後は、多数派ユダ族祭司としての役目任されレビ族以外は各部族としてのアイデンティティ失いユダ族同化されたらしく、これ以後は「ユダヤ人」、「レビ人」という言い方残っているが他の部族呼称出てこなくなる。 なお、『列王記』では南北分裂きっかけになったとされる預言者アヒヤの「あなた(ヤロブアム)に10部族与えよう。彼は(中略1つ部族をもつであろう。」「その10部族をあなた(ヤロブアム)に与える。その子には1つ部族与えて」という説明や、同書第12章20行でも「ユダ部族のほかはダビデの家に従う者がなかった」という説明のくだりから、そもそも分裂は「10と2」ではなく10と1」であったことが分かる

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